はこだてわいん 年輪 赤
参考小売価格:1500円
産地:チリ、北海道
品種: 不明
購入元:アマゾン
製造者:株式会社はこだてわいん
おそらくワインに馴染みがない人は、日本ワインだと思ってしまうようなラベルとネーミング「年輪」。
原材料は輸入ワインと北海道産のブドウをブレンドさせて作られたワインと記載されておりますが、その割合は不明。もしかしたら輸入チリワインが99%かもしれないし、実際にメーカーページをみても「海外ワインをベースに」と記載されておりまた。
要するに「チリワイン」です。
普通に量産型のチリワインとして売るよりは、少しでも混ぜて日本ワインっぽく売り出したほうが売れそうですからね。
本来ならそういったミスリードありきで飲むワインなのかもしれませんが、それを知ってて飲むとどうなのかという話。
実際に6年ほど前にはこだてワインさんの「日本ワイン福袋」と題された商品を買い、このワインが入っていて返品しました。
すぐに返品を受領してくださったので、確信犯だったのかもしれません。
そんな遺恨があるワインなのですが、激安ワインで修行を重ねた今となると興味が湧きます。
今回はアマゾンブラックフライデーセールで1044円になっていたのでポチリ。
比較対象はトップバリューや酸化防止剤無添加系の大手大量生産系なので、そのあたりを意識して飲んでみました。
結論、普通に赤ワインとして飲めます。
ミディアムなボディにタンニンが効いているので、激安ワインや色物ワインにありがちな、ジュースっぽさや水っぽさがありません。ただ飲みやすく仕上げたおこちゃまワインではなく、食事とのペアリングを意識して作られているのがわかります。
なにより、飲み過ぎることがありません。
720mlなので、飲み足りなさを心配しておりましたが、晩酌ワインとして飲み始めてボトル半分で手が止まります。
直近で飲んだルー・デュモンのボジョレー・ヌーボーなんかは、小瓶に移したのにもかかわらず、再度ボトルに戻して飲んでしまうという愚かなことをやってしまいしたが、このワインはボトル半分で満足できてしまうのです。
晩酌専用ワインという側面があるため、食べながらインターバルでワインだけ飲むということがないからです。
これは決して悪い意味でなく、むしろ飲みすぎていることに悩んでいる人にはむしろポジティブ。
だらだら飲み食べる時間がないって時にピッタリのワインですぞ。
本日の組み合わせ
薄く作って懐かしさを感じるハムカツに、日本ワインに見えるけどじつは違う安赤ワインをあわせる下町っぽいペアリング。加工肉に加工ワインで同系色のマリアージュ。