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フランス/ブルゴーニュ地方

典型的なボジョレーヌーボーの触れ込みに、興味津々です。

モメサン ボジョレ・ヌーヴォー 2019

MOMMESSIN BEAUJOLAIS NOUVEAU 2019

参考価格:2140円

購入価格:1850円

産地:フランス/ブルゴーニュ/ボジョレー

品種: ガメイ

購入元:鬼田酒店(地元の老舗)

インポーター:オエノン

庶民のワインポイント:3.37点

当研究所は、「買い物の再現性」を意識しているため、ネット購入を基本路線としています。しかし、試飲会なんかでお世話になると、必ず協力店さんでワインを購入することにしております。

今回は予約していたワインを取りに、高知の老舗「鬼田酒店」へ久々に足を運んだのですが、やっぱり目立つところにありますよ「ボジョレーヌーボー」。

予約ワインだけ買うのも気が引けていたので、千円ワイン2本カゴにいれていたのですが、どうしても気になりました。

「典型的なボジョレーヌーボーの味です」のフレーズ。

しかも私がボトルを手に取った瞬間、「二割引いとくよ」のお優しいお言葉。

買わない理由、ないでしょ。

典型的なヌーボーがどんな味なのかって、もちろん知ってはいるのですが、「教科書に書いてあるようなコメントと、自分の現在の感性とで、どれぐらい開きがあるのかって知りたいじゃないっすか。」

待ちきれずに買って帰ってきたその日にテイスティング。

好印象のスクリューキャップ開けた瞬間に漂う、上品な赤系果実のフレッシュなアロマ。この時点で期待感は最高潮。

すぐに飲みたい気持ちを抑えつつ、このワインのテクニカルデーターを拾い、乾きや飢えをため込んで口に含む。

「お、おぉぅ」

「典型的なヌーボーや。」

フルーティー&フローラルで、適度に感じるキャンディ風味。

無意識で飲むと、ガバガバ飲んでしまいそうになるぐらい、フレッシュでライトなボディ。それでいてしっかりとアルコールが感じられるにもかかわらず、薬品臭くない。

ブラックグラスで鼻を摘んで飲むと「トロピカル系のライトな白ワイン」と答えてしまいそうな、爽やかさと、アフターのすっきり感。

飲むタイミングとしては、仕事がオフの時の寝起きすぐや、運動後とりあえず何か飲みたいときにピッタリです。

あっさりしている分、料理の相性も幅広くポジションニングをとれるため、優秀なワイン。

今まではネタで激安ヌーボーを買うか、ガチ生産者のヌーボーを外出先でグラス飲みするかでしたが、このクラスも侮れないですわ。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:4点

生産地:3点

買いやすさ:4点

売り文句:3点

インポーターさんから拝借。シンプルすぎて心なし寂しいです。

紫がかったきれいなルビー色、赤い果実の香りと生き生きとした味わいが楽しめます。

https://www.oenon.jp/beaujolais/

アロマ:4点

複雑性:2点

余韻:2点

たいがくんポイント:5点

飲むべき場面さえ間違わなければ、最高のワイン。

総合評価:3.37点

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。