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アルゼンチン

ほぅ、エノテカ民の評価(星5)は高いようですな。

カイケン・ウルトラ・カベルネ・ソーヴィニヨン

KAIKEN ULTRA CABERNET SAUVIGNON

参考価格:2500円税抜き

購入価格:2000円税抜き(6月の限定割)

産地:アルゼンチン/メンドゥーサ

品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

購入元:エノテカオンライン

インポーター:株式会社エノテカ

ワインを公平にジャッジしなくてはならないのにも関わらず、最近は優しいピノ・ノワールへの贔屓目評価と、新世界カベルネへの不当な低評価をしてしまっております。

今回もそんな主観バリバリで綴っていきますので、お話半分で捉えてくださいね。

まずはファーストインパクト。ヴァニラ風味が「ドッカーン」と押し寄せてきます。

アメリカンオークで得たようなエレガントなニュアンスではなく、コーヒーにバニラアイス突っ込んだようなアレです。

この味わいがずっと変わらぬままなら、そのワインの特徴と言えるのでしょうが、2日目、3日目と続くにつれて、バニラが消えます。

よくワインは2日目や3日目の変化を楽しむ説がありますが、このワインは変化といった次元を超越して、全く別ワインになっています。

通常ワインというものは、一人ではなく、大勢で楽しむ飲み物と定義されています(ソムリエ教本より)。そんな大勢で楽しむのが前提なのに、こんなに味が変わってしまってよいのでしょうか?

しかも、変化といっても、

アルゼンチンの「カイケン・ウルトラ・カベルネ・ソーヴィニヨン」を飲んでいるという感覚ではなく、

なんかどこかで飲んだことがあるような、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンを連想させます。

つまり、千円以下なら「おぉ」となる味わいでも、定価2500円クラスでこの程度なら、大きなハンコで

「ハズレ」

と押してしまいたくなります。

エノテカ民は基本的に低価格ワイン飲まないようなので、この味わいは2500円クラスと言われてもご納得のようですが、千円台ワインをメインとしている当研究所では、もうひと押しのアピールポイントが欲しいところでした。

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com