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スペイン

箱ワインも味変しますよ!

フアン・ヒル シャニア・カベルネ・ソーヴィニヨン


Juan Gil SHANIA Cabernet Sauvignon 3L Bag in Box

参考小売価格:3000円

産地:スペイン

品種: カベルネ・ソーヴィニヨン

購入元:フィラディス

インポーター:株式会社フィラディス

3日連続でファンヒルのボックスワインをテイスティング。

ファンヒル初のカベルネ・ソーヴィニヨンって触れ込みに何故かトキメキを感じるので、3箱の中では一番楽しみにしていたのであります。

オーガニックモナストレルもホワイトブレンドもワインとしての値段感はしっくりくるのですが、「箱ワイン」としては凡庸だったので、最後に驚きをもちたいところ。

夕方の食前に味見してみました。

色調は濃く、香りは凝縮感と化粧っ気があり、安ワインっぽさを感じます。

しかし、口に付ける前に10分ほど放置していたら、複雑な要素が出てきます。熟したプラム、インク、ミント、枝、ロースト、薬箱、炭、石灰、香りを取るたびに表情が変わってきます。

飲んだ第一印象は芯があって濃い。

余韻に向かって収斂性高く、真夏の空腹時に飲むとキツイですが、3口飲めば受け入れ体制は整ってきます。

濃厚なのにスルリと飲めるボディに、尖った酸味と尖ったタンニンが調和して面白い味に感じます。

飲む場面さえ間違わなければかなり美味しく頂ける一方で、安ワイン慣れしていない人は近寄りにくく感じるでしょう。

しかし、私の経験上、この手の箱ワインは飲み進めていく内に表情が良い方向に変わっていくケースが多いので、これから一ヶ月かけてゆっくり味わっていきます。

2日目:やはりレベル上がってます。濃い系チーズと合わせて開眼。

本日の組み合わせ

ピザパーティーに華を添える。箱ワインはファーストフードとのマッチングに本領発揮します。

庶民のワインランク(詳細

S 品種特性が理解できる、値段も割安

A 好みはあれどイチオシ

B 定価で買ってても満足

C 購入価格的には満足

D もう少し安く購入できていれば納得

E 味わいの満足感に対して割高な値付け

F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない

今回のワインは:Bランク 、箱基準:Dランク

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。