ジャン・ヴェッセル ブリュット ロゼ・ドゥ・セニエ
Jean Vesselle Rosé de Saignée
参考価格:4000円(ハーフ)
購入価格:2143円(ハーフ)
産地:フランス/シャンパーニュ/モンターニュドランス/ブージィ
品種: ピノ・ノワール
購入元:鬼田酒店
インポーター:大榮産業株式会社
なんかいつもと写真違いますよね。
そうです、ポッドキャストでおなじみ「チャイナバル茂」のテイクアウトディナーと一緒に合わせてみました。
良質な料理には良質なワイン。その王道に逆らわず、シャンパーニュを抜栓。
この数多い品数の創作中華に、全てマリアージュを目指すなら「濃い赤、薄い赤、濃い白、さっぱり白、ロゼ」とワインを飲み分けること必須。
いくらワインを小分け保存しているからといえ、4〜5種類も同時にグラスを並べるのは面倒の極み。ということで、比較的オールラウンダーなロゼシャンパーニュを登板させる決断をしました。
しかし、このオールラウンダーって要素が落とし穴。
全部のメニューに対し、無難にマッチしてしまうので、外した要素もなければ、ベストマリアージュとは言い難い印象に残らない組み合わせになってしまいます。
挙げ句の果てには、料理の味に集中しすぎて、シャンパーニュの分析を終える前に飲み干してしまいました。
前菜からメイン料理と、一品ずつ順番に味わう一品ドッカン系なら、一種類のメニューに対し、二口以上味わうことができるので、気負うことなく意識はワインに向けれます。特に、「前菜」「メイン」って各主役がはっきりしていれば、ワインのチョイスも比較的安易です。
しかし、今回のような種類豊富なアラカルト料理の場合だと、一品で一口から多くても二口で食べ終わってしまうと、意識は完全に料理に向いてしまいます。
結論を述べると、料理に意識が集中してしまうなら、別にアルパカのロゼスパークリング(格安ワイン)でも良かったんじゃないかって。
フルボトル小売価格8千円クラスの激高ワインで、良心価格のハーフで2千円ゲットできたといえど、「今回の全ディナーメニューとさほど変わらない価格のワイン」って事実は完全に登板ミスと認めざる得ない。
せめて食前にじっくり味わっておくか、食後に締めとして飲むべきでした。