スプマンテ ブリュット サンブラージェ クラヴァンツォーラ
CRAVANZOLA BRUT
参考小売価格:3190円
産地:イタリア、ヴェネト州
品種: アルネイス、シャルドネ
購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)
インポーター:株式会社都光
カバやプロセッコなどリーズナブルで美味しい反面、低価格帯のAOCスパークリングはどれを飲んでも同じような味にまとまっています。
特にスパークリングはガス圧が強ければ強いほど味の違いがわかりにくいので、何年も飲み続けていると味わいが安易に想像できてしまう分飽きてしまうのです。
ビールは同じ銘柄でも飽きないのに、スパークリングは飽きてしまう。
ご飯、味噌汁、納豆の朝食は毎日でもOKなのに、朝マック毎日はさすがにキツイ。それと同じような感覚です。
冬場に月1本ぐらい飲む程度なら新鮮味を感じながら飲めますが、夏場はどうしても「泡」が出てるものを毎日飲みたいと思ってしまいます。
かといってビールが冷蔵庫にあれば気軽に空けてしまうし、ウイスキーなんか瓶で買うとアル中発動してしまいます。
そういった意味で、ちょっと変わったスパークリングがリーズナブルになってセットになったこの「鬼泡」セットはまさに私にピッタリでした。
今回のアルネイスとシャルドネのブレンドなんて、ほかを探しても見つけることのできないセパージュでしょう。
実際に飲んでみても個性的で非常に楽しめる1本。
香りの第一印象はシャンパン。香ばしいナッツやトーストの風味があり、まるでシャンパンの方向性かと思いましたが、飲んでみると全くの別物。
注いだときは豊富な泡でしたが、ガスの持続性が低く、グラスに注いで10分もすればスティルワインになります。
つまり、注いだ一口目シャンパン、二口目クレマン、三口目プロセッコ、4口目ペットナット、5口目ヴィーニョ・ヴェルデ、残った雫は白ワインです。
開栓後30分ほどで2杯目に移りましたが、そこからはペットナットスタート。
ただ、蜂蜜のニュアンスがあり、どちらかと言えば、炭酸が抜けかけたクレマン・ド・ロワールと表現したほうがしっくりきます。
とはいえ、無理やり何に似てるかなんて当てはめてみましたが、非常に個性的なワインです。
美味しさは好みが分かれそうなタイプではありますが、サクラアワード系のワインが好きな人にはピンズドです。ヴィーニョ・ヴェルデ大好きっ子とかには刺さるでしょう。
本日の組み合わせ
庶民のワインランク(詳細)
今回のワインは:Cランク (24年3月より基準改定)
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