シャトー・オー・ベルジェイ 1997
Chateau Haut Bergey 1997
参考小売価格:3500円
購入価格:2800円
産地:フランス/ボルドー/ペサック・レォニャン
品種: 多分カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロのブレンド
購入元:かめや
インポーター:モトックス
いつも利用している地元の酒屋さんから、
「モトックスから綺麗に熟成したワインの案内入ったのでいかがですか?」
とお勧めしていただきました。
アンダー3千円だし、普段は若ワインばかり飲んでいるので、旨いや不味い、『不人気ワインの在庫処理なんだろ!』とか勘ぐりをせずに購入しました。
まずラベルがとっても綺麗。そのボトルの外観から保管状態がかなり良いことが伺えます。
コルクも淀みなく抜栓でき、ブショネもなし。グラスに注ぐと、オレンジや紫を通り越して茶色に見える見事な熟成カラー。
香りは脳神経が破壊されそうなぐらい心地よく、何かに例えるのも痴がましい恍惚なアロマ。
しかし、好印象な香りでしたが、口に含むとタバコの吸い殻を連想させるネガティヴな味わい。子どもの頃、大人がコーラの空き缶にタバコの吸い殻を入れているのを気づかずに飲んでしまったやつを思い出しちゃいました。
そう嫌に感じつつも、二口目からは徐々にワインとしてのフレーバーが現れ、最初に感じた悪い印象は1杯目を飲み終える頃には完全に無くなっています。
エレガントな要素は皆無だけど、23年熟成にしてはまろやかで綺麗なバランス。
グラスを回すとオリがグラスにへばりつくので、熟成ワインであることは間違いないのですが、余韻が浅いのは心許ない感。
ただし、元々低価格なワインを綺麗に保存されていたこに希少性を感じるので、買って後悔は無いどころか、むしろ当たりワインと言っても良い満足度です。
庶民のワインポイント
値段(小売):30点
生産地:5点
アロマ :7点
バランス :7点
余韻 :6点
複雑性:7点
買いやすさ:0点
主観:7点
総合得点:69点
庶民のマリアージュ
熟成ワインは一期一会の味わいなので、じっくりとワインのみと向き合うべきです。
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