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フランス/ボルドー地方

ラベル貼り間違いで半額ゲットの高ボルドー

シャトー デ ミランジェ 2015

Chateau des Mille Anges 2015

参考小売価格:2970円

産地:フランス・ボルドー

品種: メルロー71% カベルネソーヴィニヨン21% カベルネフラン8%

購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)

インポーター:株式会社都光

庶民の敵ワインとして悪名高い生産地ボルドー。その理由は「千円ぐらいじゃ美味しいものに出会えないから」といえます。

当研究所ではサイトコンセプト上、購買意欲がでない生産地ですが、お金を積めばすごいワインの宝庫であることは事実。

私なりの感覚だと、定価基準で2千円台で良し悪し半々、3千以上だとほぼ7割ぐらいは満足できるワインに出会える印象です。

実はこのワイン、シャトーのラベル貼り間違いにより、3000円が1500円になって売られていたのです。

買わない理由ありますか?

例え、3千円ぐらいの味わいじゃなくとも、1500円以上の満足感を得られるのは確定事項ですからね。ちょっとリッチな気分を高めたい時に開けてみました。

外観は少しオレンジの熟成要素が出ていますが、輝いていてグラデーションも少ないので、ビンテージ相応の雰囲気が出てます。

ボルドー特有のインクっぽさや、熟したプラムの香りから入り、ミントからバラ系までのアロマを持ち合わせている複雑さ。思わず口につけるのを躊躇うほどの良い香り。

口当たり優しいですが、芯がしっかりしていてガツンとパワフル。ゲシゲシっとする渋さですが、嫌な感じは全くありません。

自分の思い描いているボルドーワインのど真ん中を投げてくれた味ですし、下手すれば格付シャトーのセカンドラインと良い勝負できそうなレベル。

1500円でボルドーワインのメンテナンスができるって凄いですよ!

本日の組み合わせ

明るいうちのボルドーは最高ですが、やっぱりディナーのメイン(お肉)と合わせるべきワインですね。

庶民のワインランク(詳細

S 品種特性が理解できる、値段も割安

A 好みはあれどイチオシ

B 定価で買ってても満足

C 購入価格的には満足

D もう少し安く購入できていれば納得

E 味わいの満足感に対して割高な値付け

F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない

今回のワインは:Bランク

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。