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スペイン

鬼門の中辛口カバ、飲んでみた結果…【Amazonセール戦利品レビュー】

カステルブラン カヴァ セッコ

Castellblanc Cava Seco

参考小売価格:1600円

産地:スペイン

品種: カバ3兄弟

購入元:Amazon

インポーター:国分グループ

Amazonセールで購入していた、国分グループさんの「世界のスパークリングセット」。その中から本日開けたのは、スペイン産のスパークリングワイン「カバ」。タイプは**中辛口(セミ・セコ)**です。

これがまた、私にとっては鬼門なんですよね。

普段は「ブリュット(辛口)」ばかりを飲んでいるせいか、「中辛口」と聞くだけでちょっと身構えてしまいます。というのも、微妙な甘さが雑味に感じられたり、食事と合わせづらかったりと、過去にいくつものトラウマを積み重ねてきたからです。しかも今回は、1本あたり1,000円未満のスパークリング。地雷じゃないかと構えたのも無理はありません。

が、今回はセールで半額近くで手に入れたこともあり、当たって砕けろの精神で試してみました。

グラスに注ぐと、泡が「湧く」

まず驚いたのが、グラスに注いだ瞬間の泡の勢い。しっかり高めのガス圧で、グラス内に泡が「湧き上がる」感じ。これは**瓶内二次発酵(シャンパーニュ製法)**ならではの力強さですね。この価格帯でこの泡立ちは、素直に嬉しい驚きです。

香りはというと…
なんとなく**「デカビタCを上品にした感じ」**。伝わる人にだけ伝わってほしい(笑)。フルーティで甘めの香りが、注いだ時点からしっかり感じられます。

綿菓子の甘さから、後味にビター

口に含むと、綿菓子のようなふわっとした甘さが最初に来て、そのあとにビターな余韻が残ります。まさに「中辛口」という表記通りの甘辛バランス。

ただし正直に言うと、苦手意識を払拭するには至らず。ソフトドリンクのようにベタベタした甘さではないにしても、やはり「中途半端さ」が気になります。とはいえ、飲み進めると慣れてきて、2杯目あたりからは「まぁ悪くないかも」と思えるようにはなりました。


【豆知識】スパークリングの「甘辛」表記って?

スパークリングワインには、ラベルに**甘さの度合い(ドザージュ)**が表記されていることがあります。ざっくり説明すると以下の通り:

  • Brut Nature(ブリュット・ナチュール):超辛口(糖分ほぼゼロ)
  • Extra Brut(エクストラ・ブリュット):かなり辛口
  • Brut(ブリュット):一般的な辛口(人気ゾーン)
  • Extra Dry(エクストラ・ドライ):やや甘め
  • Sec(セック):中辛口(←今回のカバ)
  • Demi-Sec(ドゥミ・セック):甘口
  • Doux(ドゥー):極甘口

「辛口=ドライ」「甘口=スウィート」というイメージが強いですが、スパークリングに関しては**“Extra Dry”が甘め**という逆転現象があるので、少しややこしいんですよね。


総評:中辛口も“当たり”はある。ただ、私はやっぱりブリュット派。

結論としては、**「中辛口は全否定しないけど、やっぱり私はブリュットが好き」**です。価格を考えれば泡も立派ですし、甘さもベタつかず、十分及第点。ただ、食中酒としての万能感や、キレのある飲み口を求めるなら、やっぱり辛口に軍配が上がりますね。

とはいえ、今回の一本で中辛口への警戒レベルは少し下がったかも。食わず嫌いせず、また次のボトルにも挑戦していきたいと思います。

Amazonリンク(セット)

本日の組み合わせ

庶民のお酒ランク(詳細

今回のワインは:Cランク (24年3月より基準改定

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com