オンラインワイン会も開催中
イタリア/北部

過去イチのバローロに出会う。

バローロ ルセル 2015 

Barolo Azienda Agricola Rusel 2015

参考小売価格:8250円

産地:イタリア・ピエモンテ州

品種: ネッビオーロ

購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)

インポーター:株式会社都光

ブルゴーニュ目当てで4月に購入した福袋に入っていたバローロ。

ポッドキャストの「本当に必要なワインの知識」で著者に語っていただいた、バローロの下りが面白くて無性にバローロが飲みたくなったので開けてみました。

なんとなく記憶に「高いワイン」ってあったので、ある程度気合を入れておりましたが、まず香りが強いのに華やかでニヤけます。

ネッビオーロは熟成してからが勝負とよく言われるのですが、外観の雰囲気はオレンジ帯びた要素や、枯れた紫になっているので、2015年よりも熟成感のある印象を受けます。

ただし、見た目の印象ほど、香りに熟成要素は現れておらず、「ものすごくいい匂いのする香水」とでも言いましょうか、銀座のクラブよりは六本木のキャバクラの映像が降ってきました(テレビの印象)。

口当たり優しく、舌で転がすとザラつきを感じるタンニン。香りから余韻まで終始「花の要素」が主張してくるので、安ワインにありがちな果実要素がキャッチできません。

バローロらしい貴賓で端正なバランスで、昼に飲むにはもったいない、妖美なワインでしたよ。

本日の組み合わせ

庶民のワインランク(詳細

S 品種特性が理解できる、値段も割安

A 好みはあれどイチオシ

B 定価で買ってても満足

C 購入価格的には満足

D もう少し安く購入できていれば納得

E 味わいの満足感に対して割高な値付け

F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない

今回のワインは:Aランク

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。