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イタリア/南部

ブレンドでアランチョ。カントドーロは品種名じゃなかった。

フェウド・アランチョ・カントドーロ 2016

Feudo Arancio Cantodoro 2016

参考価格:1500円前後

購入価格:1408円

産地:イタリア/シチリア

品種: ネロ・ダーヴォラ80% カベルネ・ソーヴィニヨン20%

購入元:ワインスクエアー・アズマヅル(楽天)

インポーター:モトックス

庶民のワインポイント:3.25点

アランチョ祭りも6本目、ここで初めてのブレンドワインです。

実は、このワインのテクニカルデーターを確認するまで「カントドーロ」って品種のワインかと勘違いしておりました。てっきり単一品種に特化したワイナリーかと勝手に思い込んでいたんですね。

なんかエチケット(ワインのラベル)がやけに豪華だとは感じていましたが、お値段も他のシリーズと比較するとやや高め。

千円以下で大満足が続く中、かなりハードルを上げた上でテイスティング。

外観は濃いめの紫で強い粘性。若干透け感があるので、見た目だけで判断すると温暖地域のカベルネ・ソーヴィニヨン。

香りも黒系果実主体で微かにミント。やや熟した印象が、濃いめの味わいを連想させます。

口に含んだ第一印象は酸味主体でしたが、飲み進めるにつれ渋さと調和していきます。甘味は少なく、雰囲気で例えると2千円台の人気ボルドーワイン(モンペラみたいな)。

シルキーさや円み、と言った上質なニュアンスは無いですが、普段のデイリーワインランクからは頭ひとつ抜けています。

ただし、残念思うことが一つあります。

それは、このワインのメイン品種でもある「ネロ・ダーヴォラ」を、以前飲んでいたにも関わらず特徴を把握していなかったところ。

ネロ・ダーヴォラ的な特徴がメルロと同じように感じてしまうので、テイスティングしながら、やるせなさを抱いちゃいました。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:4点

生産地:3点

買いやすさ:4点

売り文句:2点

他のシリーズと比べると具体的な味わいが想像できないコメント。文章自体は綺麗に治っているんですけどね。

シチーリア島で口伝えされてきた愛を歌った楽譜があしらわれています。太陽の恵みをたっぷりと受けた芳醇な果実味とコクのあるボディが楽しめる本格派フルボディです。

https://www.mottox.co.jp/search/detail.php?id=642572

アロマ:3点

複雑性:3点

余韻:3点

たいがくんポイント:4点

十二分にお買い得に感じるのですが、単一品種のアランチョが安すぎて少し高く感じるのが損しちゃってます。

総合評価:3.25点

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。