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月間予算別ワインの楽しみ方/1.5万円編

前回は、1万円という非常に限られた予算の中で、ワインをいかに嗜むかを紹介させていただきましたが、今回は少し余裕ができた15000円編です。

せっかく貴重な予算内でお酒を買うなら、酔っ払うだけの目的にお酒を買うのは非常に勿体無いです。

そんな悩みにテーマを与えると、知見や教養がより一層深まった行きますので、ぜひ参考にしていただきたいです。

第2章 お酒に使えるお金が1.5万円の庶民

①酔わないと寝れないタイプ

アルコールを嗜む人で、酔わないと、眠れないタイプの人は少なくないです。

悪循環と理解しつつ、現実の辛さをお酒に逃げてしまう。そんなアル中予備軍の方々も、ワインに触れることによって、「お酒=酔うための道具」の概念が変わりますよ。しかし、急にワインにシフトしても、酔いが足りずにストレスが増えていきますので、段階を踏んでほろ酔い止めになれていけば、ワインの世界をより一層楽しむことができますよ。

おすすめ配分:

1万円分は、酔うためのお酒(4リッターウイスキーや焼酎)

残り5千円分でたいがくんセレクト(テイスティング日記で絶賛しているワイン)を2〜4本。すべて赤ワインがベター

②ほどほどに酔いたいタイプ

こちらのタイプの方は泥酔する必要がないので、飲むお酒を完全にワインにシフトしても良いでしょう。物足りなさはワインのバリエーションを増やせば補えるので試してみてください。

おすすめ配分

千円以下のスパークリングワイン10本

千円台のチリかアルゼンチンを2本 3千円台のイタリアかカリフォルニアあたりを1本

スパークリングは、ビールやハイボールの代替品になる他に、安くてもハズレが少ないことが本数を多めにした理由です。しっかりとアルコールも効いているので、一人で半分も飲めば、大抵の人はほろ酔い状態に。

チリやアルゼンチン産のワインは安くてもエレガントな風味があり、満足度が高いものに出会いやすい反面、購入するラベルが偏りがちなので、注意が必要です。少ない予算から冒険することも難しいと思うので、たいがくんのテイスティング日記を参考にしていただければ幸いです。

③食事の時に嗜む程度タイプ

毎月少量しか飲まない健全なドリンカーは、他のタイプと違って1本にかける予算を増やせますので、必然的にクォリティーも上げたいところ。毎日グラスに1〜3杯と計算すると、3日で1本消費。ここはしっかりとテーマを持って買っていきたいです。

白ワインを品種別で5本 生産国は幅広く。

ノーマルシャルドネ1本 樽ありシャルドネ1本 リースリング甘口1本 リースリング辛口1本 ソーヴィニオンブラン1本

赤ワインは産地別で6本

チリ1本 アルゼンチン1本 ポルトガル1本 イタリア1本 オーストラリア1本  ニュージーランド1本

補足事項

今回紹介したワインの購入配分は、いかに少ない予算でハズレを引かないかに徹した方法の一例です。しかし、評論家大絶賛ワインが全て美味しいと言えない事実がある様に、個人の好みは千差万別なので、購入するワイン全て大満足とは中々難しいです。

されど、万人受けするワインは無いといった反面、様々な出会いを楽しむのも一つのワインの楽しみ方ではないでしょうか。

そして、テーマを持ってワインを購入していくと、他のことを我慢してでもワインの予算を増やしたくなってきます。逆に、1〜2ヶ月テーマをもってワインを飲み、その魅力に出会えなかった場合は、残念ながらワインに不向きなタイプの可能性が高いです。無理をせずウイスキーや日本酒の世界も試してみるのも一つの進むべき方向性かもしれませんね。


いま君に伝えたいお金の話


いま君に伝えたいお金の話 [ 村上世彰 ]

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。