・テイスティング日記

NZのソーヴィニオンブランっぽい南アフリカ

ポール・クルーバー・ソーヴィニオンブラン 2018

Paul Cluver SAUVIGNON BLANC 2018

参考価格:2500円ぐらい

購入価格:6本で12060円(500円クーポン使用)

産地:南アフリカ エルギン地区 

品種: ソーヴィニオンブラン

糖度:7度

購入元:ワインブティックヴァンヴァン (楽天)

インポーター:株式会社マスダ

南アフリカの大人気ワインポールクルーバー シリーズ。

今まで、ピノ・ノワールシャルドネリースリングと味わってきましたが、シリーズ通して感じることは、

「南アフリカを感じられない銘醸地コピーワイン」

クオリティや味わいには満足できますが、特徴を掴みにくいので、ワイン中毒者としては面白みに欠けるシリーズ。

今回のソーヴィニオンブランなんかは、まさに典型的なニュージーランドのソーヴィニオンブラン。批判覚悟で言うと千円台(チリで千円以下)でもおかしくない印象。

しかし、千円台で冒険してハズレワインに遭遇することを考えると、何も考えずにポールクルーバー を選んでおけば間違いない感はあります。

でも、それはポールクルーバー に限った話ではなく、2千円以上ソーヴィニオンブラン全てに言えることなので、評価に困るところ。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:3点

生産地:3点

買いやすさ:3点

売り文句:3点

純粋な味わいの表現としては完璧。コスパあたり突っ込んで欲しいところ。

レモン、グレープフルーツ、ピーチなどを思わせる果実香、白い花をイメージするフローラルな香り、ハーブ・青草の風味、燻し香、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中に香りから想像するような柑橘系のフレッシュな果実味がハーブのヒントを伴い豊かに広がります。比較的強く綺麗な酸と程よいミネラルを感じ、爽やかでクリーン、しっかりした骨格も感じます。余韻は中庸で、優しい果実の旨味が後味にも現れます。チャーミングで優しい柑橘系のフレッシュな果実味が、ハーブのヒントを伴い心地よく広がり、綺麗な酸を感じ、爽やかでクリーンなヴィンテージです。

麦ちゃんコメントより引用 下の楽天リンクより確認できます。

アロマ:3点

複雑性:2点

余韻:3点

バランス:3点

たいがくんポイント:1点

ロワールの千円台ニュージーランドの千円台、買いやすさで進めると、ファミマの「モアナベイ」あたりはこのワインに負けてないですよ(勝ってるとは言ってない)。

総合評価:C(勉強になるワイン)

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。
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