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フランスその他

数合わせポジションの存在意義?

デジャン エ フィス ブラン ド ブラン ブリュット

Dejan & Fils Blanc de Blanc Brut Methode Traditionnelle

参考小売価格:2280円

産地:フランス

品種: アイレン、チャレロ、マカベオ、シャルドネ

購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)

インポーター:株式会社都光

全てフランス産のシャンパーニュ製法セットからの数合わせポジションワイン。

数合わせポジションとは、セットの中で特にめぼしいウリ文句がない商品で、最後辺りに紹介されているワイン。7本セットの構成なら「超目玉1本」「目玉2本」「普通2本」「数合わせ2本」が基本路線っぽいですが、数合わせがあるからこそ目玉ワインが映えるということも。

当研究所では、なるべく良い印象を持ってセットに挑みたいので、No.2ぐらいの目玉から開けます。具体的に7本セットの場合だと「2→3→4→5→6→7→1(超目玉ワインは来客用か持ち込みワイン会用)」となるわけです。今回はズバリ6番目の全く期待していないワイン。

フランスの何処で造られたワインかわからず、原産地呼称も付いていないので、どうせお察しなやつと思いながら抜栓しましたが、結果としては許容できる味わい。

前回のクレマン・ド・ブルゴーニュ(5番目の期待値)よりはリッチ&クリーミーな味わいで、どことなくスペインのカバに似ていると感じましたが、使用品種も「チャレロ、マカベオ」はカバと同じなので、あながち間違いじゃないです。

ただし、ランク的には↓の1本650円セットでも楽しめるのでクラスなので、「クレマンやシャンパーニュにこだわりない人」や「質より量、ブランドより本数」を重視される人はこちらを推薦です。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

値段(小売):43点

生産地:1点

アロマ :5点

バランス :6点

余韻 :5点

複雑性:6点

買いやすさ:3点

主観:6点

総合得点:75点

庶民のマリアージュ

食べ物と合わせるよりは、明るい日中に背徳感を感じながらコソコソ飲むと美味しいよ。

1/7時点で当研究所が激推するワインセット↓

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。