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出張報告

8月のワイン勉強会 in パロレ

高知市にある「パロレ・エ・ムジーク」さんでのワイン勉強会。

ブラインドテイスティングの能力を鍛えるのは、一人ではハードルが高いため、時間が許す限り参加させていただいております。

全部で4杯、当研究所の所長として、現状の実力はどのぐらいなのでしょうか。

一杯目、白ワイン1

色合いは「やや濃いめのイエロー」

粘性は「やや粘り気」

香りは「パッションフルーツ、マンゴ」「樽香無」

味わいは「旨味をともなった厚みのある甘さ、滑らかな酸味」

余韻は「やや長めで、甘味は上品に消える。」

まず、白の主要3品種(シャルドネ、ソーヴィニオンブラン、リースリング)は経験上から瞬殺で除外。次に「ゲベルツ、ヴィオニエ、グリ系、甲州」も甘味の観点から除外。

整いました。

私「フリウリ・ヴェネッチア・ジュリア、フリウラーノ!」

マスター「ヴィンテージは?」

私「根拠はないですが、ディスクの厚みと芳醇さから2010ぐらいっすかね。」

正解は、


ソアヴェ・クラシコ[2017]ジーニ
Soave Classico 2017 Gini
 
ガルガーネガ100%
輸入元:株式会社八田

地域的に近かったね。なんて慰めていただきましたが、一度味わっているタイプのワインを外すなんて、最低最悪。しかも、ヴィンテージ2017のわかーい、ワイン。ドヤ顔マックスの自信たっぷりで豪語してたので完全失笑。

2杯目 白ワイン2

外観、「薄いグリーンイエロー」

色からして、シャルドネ、リースリング却下。

香り、「やや強めのアロマティックタイプ。グレープフルーツ、レモン、アスパラガス。あっ」

もう脳内は完全に「ソーヴィニオンブラン」で決めつけてテイスティング。

「ニュージーやチリだと、もっと柑橘系とカシスの茎系のニュアンスあるし、、、」

「うんうん、ロワールの中央東寄りの味わいがしますなぁ(どやリング)。伝統的な味わいもするし、「サンセール」いや「プイィ・フュメ」(飲んだことないけど、知ったかで回答)じゃないっすかね。」

マスター「そう言っていただけると、このワインも喜んでいることでしょう。」

正解

グリド甲州

あ、、、ありえない、、、、全く同じワインを研究済みではないか。。。

最低最悪の気分で、気持ちは残り2本を完全に当てることに切り替える。

3杯目 赤ワイン1

外観、やや濃いめのルビー色だが、エッジに厚みがあり、濃厚な味わいを予想。

香り、「赤いベリー系。いちごのコンポート、湿った土。」

私、「ニヤリ。。これ外したら生き恥物でしょ。。笑」

「アタックで爆発する果汁味に反する、余韻の短さ。そう、チリのピノ・ノワールで間違い無いでしょう。」

マスター「キャンディーの風味ない?」

その他参加者「ガメイ!、ガメイ!、ガメイ!」

私、「いや、過去にこんな研究材料もあるし、ピノ・ノワール愛飲家として、絶対の自信ありっすわ。」

正解

シャトー・メルシャン 穂坂マスカット・ベーリーA

完全混乱。マスカットベリーAってこんなに高貴な味わいになるんだ、以前味わったこのワインの印象が強かったため、完全ノーマーク品種。無能さ加減を恥じるより、勉強不足を再認識する結果に。

ラスト 赤ワイン2

外観は「濃いガーネット」

もう、脳内はカベルネかマルベック の2択。

クンクン(匂いを嗅ぐ音)

私、「整いました。カベルネ60、メルロ30、フラン10。なめし革のニュアンスやスモーキーさも兼ね備えている旧世界ワイン。完全に歴史を感じる味わい。ボルドー、それも下流に近いメドックでしょう。」

正解

コイレ ロヤール カルメネール
輸入元:ヴィレッジセラーズ

未経験の品種とはいえ、ショックのあまり半分以上残ったグラスが中々進まず放心状態。。

そして、約10分後、その残ったグラスで驚くべき変化が。

私「うわ、正体表したっすよ、このワイン。ちょっと飲んでみてください。」

他の参加者「ほんとや、余韻無し、カスカス、水っぽいね。笑」

チリワイン。。。おそるべし。

今回の収穫は、なんといっても「マスカットベリーA」。

低価格レンジとは全く違う味わいに、ぜひ試していただきたい1本です。

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 日本で唯一毎日投稿してるおすすめ YouTubeワイン番組。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com