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ドイツ

甘口の余韻に包まれて ― ケルナーという名のやさしい誘惑

リューデスハイマー ローゼンガルテン ケルナー カビネット

Rudesheimer Rosengarten Kerner Kabinett G. Shlink

参考小売価格:1900円

産地:ドイツ・ナーエ

品種: ケルナー

購入元:ヘレンベルガー・ホーフ

インポーター:ヘレンベルガー・ホーフ

ドイツワイン最高でおなじみ、ヘレンベルガー・ホーフさんから届いた一本。

信頼のセレクトという安心感のもと、今回は食後に寄り添う甘口ワインを開けた。選んだのは、ややマイナーながら味わい深い品種――ケルナー

ケルナーは、トロリンガーとリースリングの交配によって生まれたブドウ。

日本でも北海道を中心に栽培されており、リースリングよりも糖度が上がりやすいとされる。

その名はあまり耳慣れなくとも、飲めばすぐに「なるほど」と膝を打つ品種だ。

グラスを傾けると、シャインマスカットの華やかさハーブや蜂蜜の気配

さらにリースリングを思わせる白桃のニュアンスが追いかけてくる。香りだけでリースリングと勘違いしそうな、繊細で優美な印象。

口に含むと、はっきりとした甘口。だがその甘さはとろみではなく、果実由来の透明感ある甘み

まるでシャインマスカットを頬張った瞬間のようなジューシーさを感じつつ、舌先にピリッと走る軽やかな酸が全体を見事に引き締めている。

このクオリティで2,000円を切るというのは、正直驚きだ。

ボディは軽やかで、食前・食中・食後とシーンを問わず活躍する万能な甘口

甘口ワインに抵抗がない人なら、ぜひ一度試してほしい。

「甘さ=重さ」と思っている人にこそ、この爽やかな一本は価値を教えてくれる。

庶民のお酒ランク(詳細

今回のワインは:Bランク (24年3月より基準改定

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com