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イタリア/北部

微発泡は中途半端なのか?

ラ カチャトーラ カルディローラ/ガルガーネガ ミュラー トゥルガウ ヴェネト IGT

rganega Muller Thurgau Veneto IGT La Cacciatora

参考小売価格:1188円

産地:イタリア・ヴェネト州

品種: ガルガーネガ・ミュラートゥルガウ

購入元:リカマンショップ(楽天)

インポーター:株式会社都光

最近は以前よりも増してワインが楽しくなってきました。

その要因として、千円以下で買えるワインの選び方が分かってきたからでしょう。

一般的な小売店で売られている安いワインは、大手メーカーの教科書的な品種が多く、良い意味で安定感があります。しかし、ワインに慣れてくると安定した同じような味よりは「個性」を求めるようになります。

もちろんメンテナンスがてらアルパカやコノスルを無性に飲みたくなるときもありますが、基本的には「飲むまでどんな味なのか想像できない」ワインにトキメキを感じるのです。

そういった意味でこのワインは、普段接することの少ないブドウ品種「ガルガーネガ」と「ミュラートゥルガウ」のブレンド。ましてや微発泡ワインとなると想像を膨らましても全く予想がつかないのです。

DOCGより柔軟な規定をもつIGPだからこそ作り上げることができる独自のワイン。

異なる品種やスタイルのワインが含まれるため、IGTは多様性と創造性に富んだワインを提供しています。しかしその一方でIGTワインはDOCやDOCGワインよりも規制が緩やかなため、品質や評判にはバラつきがあります。そのため、IGTワインを選ぶ際には、生産者の評判やワインの評価などを参考にすることが重要です。

生産者の評判や評価はある意味「輸入されている段階でクリア」してるとも言えますし、ましてや看板セットワインにセレクトされているぐらいなのですから、欠陥ワインであるわけがありません。

この日はボンゴレビアンコと合わせるため、目星をつけました。

調理にもワインを利用するので、イタリアワインの持ち駒のなかで一番定価が安かったって単純な理由です。

最悪味見して甘いタイプなら変えりゃいいやと味見してみましたが、この日に求めていたあっさりスッキリタイプ。

よくも悪くもジュースタイプで、ガバ飲みワインとしては最適解。

ボンゴレビアンコに使うには勿体ない気もしましたが、なんせ570円で購入しておりますし、躊躇なくガボガボ投入しました。

しかし、料理は調理法に問題があり失敗。

途中プラスチックのスプーンをフライパンの中に突っ込んで溶かしたのが気にかかり、石油の味がするきがしてモヤッとします。

さらに、唐辛子入れすぎ、にんにく焦げすぎ、湯で時間ミスってアルデンテに仕上げ。

イタリアでは硬麺が好まれるなんて言われてますが、これは硬すぎです。

ただ、辛すぎたのが功を奏してか、味覚をリセットできる微発泡ワインが進みます。

ワインだけで飲むには面白みにかける味わいでしたが、辛さを緩和させてくれたと意味ではペアリング成功。

最悪の晩酌は避けれたってところですかね。

本日の組み合わせ

https://youtu.be/UcSrJc5iFh0

庶民のワインランク(詳細

今回のワインは:Bランク

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com