マソッティナ プロセッコ トレヴィーゾ DOC コレッツィオーネ 96 ブリュット
Masottina Prosecco Treviso DOC Collezione 96 brut
参考小売価格:2178円
産地:イタリア・ヴェネト州
品種: グレラ
購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)
インポーター:株式会社都光
鬼コスパセットの最大の魅力はセット内のバランス。濃いワインからフレッシュなタイプまでそろっており、全ワインがそれぞれのポジションに上手く収まっています。
そういった意味で、第44弾のいぶし銀ポジションであるプロセッコも購入動機につながっています。
これは自意識過剰かもしれませんが、同じ生産者の上級レンジとオーガニックバージョンは既に飲んでいるので、私が飲んでないものを優先的にセレクトしてくれてるように感じました。
「これ、まだこれ飲んでないでしょ、今回も買いなよ!」って
とはいえ、4千円近いフラグシップを飲んだ時は、定価ほどポテンシャルを感じることはできませんでした。
高いワインと言う事実、有識者のセレクトというフィルター。
「この美味しさを理解できない自分が未熟なんだ」と
しかし、そんな高いプロセッコに対し、手練れの方から忖度のない意見を聞かせてもらい、価値観のアップデートを行います。
「プロセッコは所詮プロセッコですよ」と
そう言われると、確かになと腑に落ちるところがありました。
事実、今まで約50本のプロセッコを飲んできましたが、カバを飲むときよりも安定している分、上限の振り幅がないなと。
しかし、今回の中価格帯プロセッコを飲んで更に気づいたことがあります。
低価格帯のプロセッコ「フルーティーに仕上げておけば美味しいと思うんでしょ」というあざとさを感じるのですが、このプロセッコは「苦辛」で唸らせます。ジュース的な飲みやすさがありません。
シャルマ方式とは思えない強炭酸で泡はきめ細かくドライ。
後味でフルーツ由来の甘さがあり、複雑で繊細。
4千円プロセッコを飲む時は脳内でシャンパンの味と争わせてたので「所詮プロセッコ」という気持ちを抱いていましたが、比べるべきは千円プロセッコ。
そういった意味で普段からシャンパンを飲んでる人たちは、高級プロセッコや高級カバを飲んで個性を楽しめる反面、一般庶民は普段プロセッコやカバを飲んでるからこそ、3千円超えてくるプロセッコに「シャンパン的な味を求めている」のかも知れません。
4千円だすなら「シャンパン、高級クレマン、新世界のまるでシャンパン」そういったものが選択肢によぎるため、馴染みのあるプロセッコに対して厳しい姿勢で挑んでしまうのです。
プロセッコは所詮プロセッコ。あくまでプロセッコの延長線上で飲み比べれば確かに定価なりのクオリティ差はあるなと。
例えるなら、牛肉と豚肉
高い豚肉を買って、牛肉と比較するのは違うよなというお話でした。
本日の組み合わせ
庶民のワインランク(詳細)
今回のワインは:Cランク (24年3月より基準改定)
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