当研究所では日々ワインのテイスティングを行なっており、1日1本以上のワインの研究結果を毎日ブログで報告しております。
そんな日々の試行錯誤の結果、とても最適化された「ワインの飲み方」を確立させましたので、紹介させていただきます。
この記事が役立つ人は、
- 飲み始めると止まらなくなるアル中予備軍
- ワインの保存に困っている人
- ワインの飲み比べを効率よくしたい人
- 食事に合わせたワインを毎回ベストチョイスさせたい人
- 資格試験を目指している人
- ブラインドテイスティングの技術を磨きたい人
では、早速見ていきましょう。
ワインはバキュバンで保存→ダメ
ワインの保存で一番ポピュラーなのが、バキュバン。ボトル内の空気を抜き、酸化スピードを遅らせる方法ですが、これはお勧めしません。
週に1〜2種類のワインを時間かけて飲む方なら問題ないのですが、それ以上飲む人だと、こんな問題が発生します。
- 口コミの良さからくる謎の安心感→意外と酸化早い。
- 気に入らなかったワインは塩漬け状態で、結果酸化
- 気軽にキャップを開けれる為、気に入ったワインは、際限なく飲み干してしまう。
- 空気が少しずつ流入するため、定期的にシュポシュポしなくてはいけない。
- キャップすると、ボトルの背が高くなるため、セラー内で邪魔なボトルになる。
- 手軽さゆえに管理を慢心する。
そこで、当研究所が変えた管理法がこれ
小瓶移し変え方法
小瓶にワインを溢れるぐらい注いで、酸化をさせない手法です。
ワイン受験ドットコム様で紹介させている有名な方法ですが、当研究所ではさらに掘り下げた活用術を紹介させていただきます。
用意するものはこちら
240ml入りの炭酸水ですが、このサイズが絶妙なんです。
同時にワインボトルを何本も開けていると、「自分がその日に、何をどれぐらい飲んだかわからなくなる」現象が起こります。
しかし、この240mlは1日に3本までと決めていれば、1日ちょうどワイン1本分で終われるので、「ある程度」自制心が働きます。
そして、この炭酸水ボトルの秀でたところは、入っている炭酸水が瓶に匂いを移していないのはもちろん、水代わりにすぐに飲めるので、全部開けるのに時間がかからないし、苦痛が少ないこと。
容量的には、1本のワインから2本の小瓶に抽出すると、その日味わえる量がグラス約2杯分が残ります。ですから、その日に抜栓するボトルは食事とのペアリングを意識したワインを選ぶと良いです。
その結果得られること。
- 美味しくて、がぶ飲みしたいけど、もうボトルには残っていない(飲みすぎ防止)。
- 不味くて、飲みたくないけど、あと一杯ぐらいならと我慢してのめる(塩漬けワインがなくなる)。
炭酸水の空き瓶24本をワイン1本分から抽出する2本で割ると、全12種類。
そうです、常時12種類の適量ワインがストックされるのです。
無性に、「リースリング」や「ピノ・ノワール」が飲みたい時でも、即座に対応。
晩御飯が、「和食」であれ、「洋食」であれ、「肉でも魚」でも、12種類のストックから選び放題。
しかも、1本は適量のグラス2杯分。
仕事終わりにニューボトル1本あけて、そのあとは気分で選ぶなり、テイスティングの練習をするなり、好き放題、、、最高じゃないっすかこれ。
※問題の保存期間ですが、ワイン受験ドットコム様に曰く、2〜3ヶ月は大丈夫とのこと※
各小瓶の管理方法ですが、瓶の裏に100均で買ったシールをはり、日付と番号をかけば解決。普通のシールだと剥がれやすかったりするため、ラミレート付きの小さなシールをお勧めします。
ワインは移し変えた日に即座に写真に保存していればOK。
ちなみに当研究所では、テイスティング結果もメモしているため、iPadの「GoodNotes」で管理しております。
しかし、この小瓶保存にも欠点があります。
それは、セラーにいれたら邪魔臭いし、美しい外観のワインセラーが「ブサイク」になってしまうこと。
しかし、しぶしぶ冷蔵庫に入れることを選択すると、「間違いなく家族からの反感をかいます。」だって、冷蔵庫といっても、「野菜室」にいれたくなっちゃうじゃないっすか。想像してください、野菜室に24本の瓶が入っているところを(⌒-⌒; )
これまで、当研究所では「ワインセラー2つ買い」は「庶民の範疇」から脱してしまう禁じ手だったのですが、家族喧嘩を防ぐにはしかたありませんでした。
普段ワインを買うときの「12本1.5万円」とかは躊躇なくポチッとできるのですが、物を買うときの「1.5万円」は勇気が必要です。
でもね。割り切りましたよ。「便利さを考えると、どうせ買ってまうんだから、迷う時間もったいないな」って。
到着後、小瓶を全部いれて圧巻。ちなみに、ちょうど24本びっしり入ります。
あー、幸せってこういうことを言うんだね(にっこり)。
ちなみに、温度調節が1種類で、熟成はできないタイプ。しかも外気温との差が15度以内(設置場所が28度なら13度が限界冷却温度)しか設定できないので、安いからといって、「とりあえずの一個目のセラー」には絶対お勧めしません。きっとその後も安物を2〜3個買いましして、後悔し続けるでしょう。
なので、今ワインセラーで悩まれている方は、「有名ブランド30本以上入り」を買える金銭的余裕がなければ買わないほうがましです。ここは冷蔵庫で耐えてください。
ちなみに買い物上手な当研究所がメインで使っているのは、フォルスターの34本入り。通販ワインは送料の観点からまとめ買いするので、このサイズは必須。しかも、リビングに置くことや熟成を考えると、UVカットやコンプレッサー方式も外せないポイントだったため、手痛い出費でしたが、値段以上の満足感はかなり高いです。
ワイン好きな人は、必ず必要になる「ワインセラー」
迷っている時間が勿体無いですよ^ – ^