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チリ

田舎を連想させるチリの自然派ワイン。

ガンマ オーガニック カルメネール レセルバ 2018

Gamma Organic Carmenere Reserva 2018

参考小売価格:1250円

産地:チリ/セントラルバレー

品種: カルメネール

購入元:かめや

インポーター:モトックス

Gamma Organic Carmenere Reserva

ほとんど絶滅されていたとされるボルドー産の黒ブドウ品種「カルメネール」ですが、チリではメルローと勘違いされて大量に栽培されていたそうです。現在では世界で栽培されているカメルネールの7割がチリ産らしいので、カメルネールと言えばチリと言っても良いでしょう。

そんなチリといえば、低価格なのに品質が高いワインが多く存在する一方で、「安けりゃなんでもいいんでしょ笑」って感じで売られているワインも少なくありません。

今回もそんな警戒感の中テイスティングしてみましたが、杞憂に終わりました。

チリワインと言えば「チリカベ(チリのカベルネ・ソーヴィニヨン)」が代表的ですが、この「カルメネール」もチリの代表的ポジションでもよいのではないかと思えるほどの満足度。

ピーマンを主軸とする青野菜要素がドッカンと攻めてきますが、パサついた感じはなく、どこか円みのある角が取れた味わい。

補酸、補糖バリバリの人工チリワインとは一線を画すナチュラルな味わい。

メルローと間違えられていたとされていると冒頭で述べましたが、味わい的にはカベルネフランに似ていると感じました。

タンニンや酸味主体で甘さ控えめなため、苦手に感じる人もいるでしょうが、「赤ワインで感じる青野菜要素」を学べるワインとしては優秀ですよ。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

値段(小売):50点

生産地:2点

アロマ :5点

バランス :6点

余韻 :5点

複雑性:6点

買いやすさ:3点

主観:8点

普段飲んでるチリワインが精米された白米とするなら、このワインは玄米的な印象です。

総合得点:82点

庶民のマリアージュ

新コーナーです。

ウェブや書籍で著者や販売元が提案する、ワインと料理の組み合わせは概ねって手の込んだ料理や、名前が横文字の気取ったメニューばかり。実際に再現できるのは富裕層の料理上手な専業主婦か、ガチで料理が趣味の人ぐらいではないでしょうか。

そんな悩みを解決すべく、当研究所では、毎日投稿したワインで身近なマリアージュを成立させます。実際に試しているわけではないですが、ワインの味わいからしっかりイメージを捉えますので、大きく外すことは絶対にありません。すなわち、「個人の主観です!」なんて保険はかけませんよ。

では、さっそくこのワインに合う食べ物を提案させていただきます。

  • ミレービスケット
  • ペヤング
  • グランベーコンチーズ(マクドナルド)
  • うまい棒たこ焼き味
  • スパゲティーミートソース
  • こてっちゃん
  • 燻製ナッツ

やっつけ感ありますが、本日はこの辺でm(_ _)m

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。