フレデリック・エスモナン コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ラ ベル ヴュ 2018
Cote de Nuits-Villages La Belle Vue 2018
参考小売価格:4290円税込み
産地:フランス・ブルゴーニュ・コート・ド・ニュイ
品種: ピノ・ノワール
購入元:かめや
インポーター:株式会社ラック・コーポレーション
庶民のワインとは程遠いブルゴーニュワイン。世間一般的な安いワインの定義は2千円以下と結論がでているので、定価4千円超えはまさしく貴族のワイン。
たまにはこのクラスも飲んでおかないと「ブルゴーニュを凌駕するとかブルゴーニュに匹敵」なんて発言しても信憑性ないですからね。
そのため、当研究所では平日は箱ワイン(リッター500円前後)で味覚をトレーニングし、週末に高級ワイン(2〜1万円)を飲むわけです。
結果的に高ワインでも箱と変わらない味わいもありますし、「ひれ伏すワイン」に出会うこともあります。
このワインはそんなひれ伏すワインを期待して開けましたが、至って平凡なブルゴーニュ。
ラックさんの特売案内だったので、安売りするにはなにか理由があるのでしょうか。インポーターページでも2019は売り切れなのに、2018年は在庫豊富なんですよね。
このあたりはブルゴーニュ有識者に説いてみたいのですが、2019は争奪戦だったんでしょうか? エノテカさんのヴィンテージチャート見る限りでは差がないみたいなのですが、有識者のみに回ってくる本当の当たり年みたいなのがある気がしてきます。
今回は抜栓後1時間休ませてからテイスティング開始。香りは華やかで心地よかったのですが、渋くて酸っぱくてゲシゲシです。俗に言われる「固い」ってやつですかね。
もちろん箱ワインやニューワールドのピノ・ノワールには無い妖美な雰囲気はあるのですが、期待値とのギャップがあったことは否めません。
そう思ってブログを締め括りゆっくり飲んでいたところ、時間経つと化けるんですよね。
この日はグラス2杯で留めて、翌日変化を楽しむつもりだったのですが、2杯目の後半から封印ができない状態になります。
これだからブルゴーニュは難しい。おそらくワイン会なんかで六人の1杯取りじゃ絶対に分からないでしょう。ましてや試飲会で一口飲んで「ペッ」してジャッジなんて絶対にしちゃダメです。身銭切って1本通しで飲んでこそワインを語る資格があると思います。
小難しい第一印象もったワインは、デキャンタして2〜3時間後に飲むと印象変わりますよ!
本日の組み合わせ
庶民のワインランク(詳細)
S 品種特性が理解できる、値段も割安
A 好みはあれどイチオシ
B 定価で買ってても満足
C 購入価格的には満足
D もう少し安く購入できていれば納得
E 味わいの満足感に対して割高な値付け
F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない
今回のワインは:Cランク
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