ポール マス プリマ ペルラ クレマン ド リムー ロゼ ブリュット
Paul Mas Prima Perla Cremant de Limoux Rose Brut
参考小売価格:2000円
産地:フランス・ラングドック・リムー
品種: シャルドネ 70%/シュナン 20%/ピノ・ノワール 10%
購入元:かめや
インポーター:モトックス
赤の「ドメーヌ・ポール・マス クロード・ヴァル 2018」や、ロゼの「 ドメーヌ・ポール・マス ル・ロゼ 2019」が好印象だったポールマスが、更に度肝を抜いてきました。
飲む前は、「ピンク色で泡がありゃ不味いわけないじゃん。」と、ある意味保守的な目線で飲み始めましたが、注いだ時点で理解できるシャンパーニュ(小売5~8千円クラス)に似たただならぬ雰囲気。
湧き上がる瓶内二次発酵特有の力強い泡立ち、イースト香がぽわ~んっと漂う官能系アロマ。噛みごたえ抜群の食べ物的飲み物は、泡好きな私を唸らせる説得力をいくつも秘めています。
赤とロゼは比較的庶民に親しみやすいデイリーワインっぽい味わいでしたが、このクレマンドリムーは完全にシャンパーニュと間違えられるであろうお祝いワイン的立ち位置。
あまりべた褒めしすぎると「謎の貴族民(ガチ勢と名乗っているらしい)」が文句を言ってくるので保険かけときますが、熟成感、余韻、複雑性で楽しむワインではないです。しかし、そんな貴族勢達に大手メゾンのエントリーシャンパーニュとグラスを並べてブラインドで飲み比べしてもらいたい実力。
程よい甘さが心地よく、シュナン 20%いい仕事してるなぁ♫なんてって通ぶりながら飲むとさらに高感度が上がります。
今年も残り50日ぐらいになりましたが、令和2年に飲んできた庶民のワインで最も費用対効果を感じる1本(セット購入のお買い得ワインを除く)。
先入観を払拭し、ブラインドで飲む心境で試していただきたい。
庶民のワインポイント
値段(小売):45点
生産地:4点
アロマ :6点
バランス :9点
余韻 :6点
複雑性:7点
買いやすさ:3点
主観:10点
総合得点:90点
庶民のマリアージュ
今回は食べ物ではなく、雰囲気(飲むべきタイミング)の提案です。
- 持ち寄りワイン会
- 夕暮れ時(夕焼けを見ながら)
- 野外(特に花見)
- 食前(普段泡は締め派ですが、この泡は食後に向かない)
単品価格は高めですが、セット価格ならこのワインより満足度は上のスパークリングセット
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ツイッターで話題の「渾身」ブルゴーニュセット↓。当研究所では赤を購入しましたが、そこそこイケますよ!
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