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・テイスティング日記

ポールクルーバー 最後は、エステートピノ・ノワール。

ポール・クルーバー エステート ピノ・ノワール 2017

PAUL CLUVER ESTATE PINOT NOIR 2017

参考価格:3000円

購入価格:6本で12060円(500円クーポン使用)

産地:南アフリカ エルギン地区

品種: ピノ・ノワール

糖度:8度

購入元:ワインブティックヴァンヴァン (楽天)

インポーター:株式会社マスダ

南アフリカの大人気ワインポールクルーバー 。その中でもシャルドネと双璧をなす評価の高さがこの「ピノ・ノワール/エステート」。

最初に飲んだ「ピノ・ノワール/ヴィレッジ」が前評判ほど感動を得られなかったので、今回は5日かけてじっくり味わいの変化を楽しみながら飲んでみました。

初日:甘めの明るい香りと味わい。甘さが果実由来の自然な甘さなので心地よい飲み心地。ストロベリーやザクロを主体とし、複雑性をあまり感じないわかりやすい好みの味わい。

二日目:タンニンが突出して、持ち味の甘さが影を潜める。香りも弱く初日で得られた好感触が消える。

3日目:二日目と全く同じ状態。初日に空気抜き(バキュバン)した事で、風味を全部飛ばしてしまったことに気づく。

4日目:予め小瓶に移していた分で飲み直す。初日と同じような印象で、果実味がしっかりと感じられるが、奥行きや複雑性は低い。

5日目:酸味が低くなり、円みを感じられる一方で、悪く言えばだらしなさを感じる。

総括:窒素注入してない状態のバキュバンは、酸化を遅らせるメリットより、風味を無くしてしまうデメリットの方が大きい。今回きちんと経年変化を楽しめなかった分、来年のヴィンテージで飲み直し予定。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:3点

生産地:3点

買いやすさ:5点

割高ですが、アマゾンプライムで送料込み

売り文句:3点

インポーターさんから引用、ノーコメントで。

美しいガーネット色。土っぽいアーモンド、クランベリー、ラズベリーなどの香り。柔らかい酸味、細やかな渋み、程よくしっかりしたボディ、なめらかな味わい。余韻は長い。クラシックとニューワールドの中間的なピノノワール

https://southafricawine.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=2018261&sort=p

アロマ:3点

複雑性:3点

余韻:3点

バランス:3点

たいがくんポイント:3点

良いか、悪いかで問われると問題なく「良い」で答えますが、参考価格3千円を考慮すると、個性を感じにくいので庶民の贅沢ワインには相応しくないタイプ。普段飲みの価格帯が2千円以上の人向けのデイリーワインポジション的な位置付けかと。

総合評価:B(値段相応の味わい)

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com