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オーストラリア

海苔と完全に調和するワイン見つけた。

ネリンガ JE シラー 2016

Ngeringa JE Syrah 2016

参考小売価格:4400円

産地:オーストラリア・アデレードヒルズ

品種: シラーズ

購入元:エイワインズ

インポーター:エイワインズ

庶民だって日曜日ぐらいは少し贅沢しちゃいたい。貴族のワインのコーナーです。

今回は、そんな貴族のワインのコーナーでも指折り高価である定価税込みで5千円クラスなので、感動する味わいじゃないと許されないレンジ。

ショップから到着後、自宅のワインセラーで一ヶ月は寝かせていたのでコンディションはバッチリ。絶対に言い訳がゆるされない状況で飲んでみました。

見た目は想像より明るいルビー系で、香りも優しい感じなのでライトな味わいを予想しましたが、注ぎたてにすぐに飲んだときは「辛っ」って口に出すほどのスパイシーさ。

この辛いってキーワード、実は昨日飲んだ「デ ウェホフ ボン ヴァロン シャルドネ 2019」と共通するキーワードだったので、同じように大野海苔とマリアージュが決まるか試してみました。

シャルドネで試した時は、「無難以上、感動未満の調和」だったので、「どちらかと言えば」合う組み合わせかもって次元止まり。しかし、今回のシラーズは感動一歩手前レベルまで到達しているので、「はっきり言って」合います。。

シラーズのスパイシーでエッジの効いた辛味が、海苔の塩辛さとドンパチして相殺され、まろやかに変化した味わいは鼻から長い余韻がスゥーッと細長く抜けていきます。

ワイン単体で飲み始めていた時は、バランスが悪く、ガチガチに閉じていたのですが、海苔のスパイスを垂らしてやることで開眼。

万人受けしない複雑な味わいですが、味覚がワインで麻痺している人間には、そんな近寄り難いワインに思わずニンマリ。

「貴族のワイン」って「開けて飲んですぐ楽しめる」代物じゃない事は以前から理解しているつもりでしたが、つくづく「時間経過」や「組み合わせる料理」で大化けすることに気づいた1本です。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

値段(小売):6点

生産地:3点

アロマ :7点

バランス :6点

余韻 :7点

複雑性:9点

買いやすさ:1点

ネットではエイワインズさんのみの取り扱い

主観:6点

総合得点:45点

貴族のマリアージュ

もう大野海苔の一択で楽しんでもらいたい‼

今後の研究予定のワイン達↓

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com