グリューナー・フェルトリーナー・ランゲンロイス 2018
Gruner Veltliner Langenlois 2018
参考価格:2700円
購入価格:無料(勉強会のハイエナ品)
産地:オーストリア、カンプタル
品種: グリューナー・フェルトリーナー
購入元:ヴァンヴィーノ(勉強会の場所)
インポーター:フィラディス
庶民のワインポイント:2.57点
9月のワイン勉強会に登場したワイン。
薄めのイエローに、さらっとした粘性。
白桃、菩提樹、ペトロール、品のある甘味と、口の中に広がる強めの酸味。
もうこれ、100%リースリングの要素。
そして、ブラインド品種当ての中で、一番自信ある品種リースリング。
こんなん、ドヤ顔したくなっちゃうやないっすか。
私「これは、リースリング。間違いなくアルザス産(ドヤドヤドヤ)」
マスター「ププッ( ͡° ͜ʖ ͡°)」
正解は「グリューナー・フェルトリーナー」
一同からの冷ややかな目線に背筋の痛みを感じる。
しかし、正解を聞いた後も、どう味わってもリースリング。
グリューナー・フェルトリーナーが初めての品種なら仕方ないですが、過去に経験済み。しかも同じインポーターのワイン(それはあんま関係ないかも汗)。
とにかく、この「グリューナー・フェルトリーナ―」、オーストリアで一番飲まれているワインなのだから、絶対に特徴を覚えておかないといけない品種。
なので、味わいやその他の特徴を下記テイスティング本にて調べてみました。
はい、見事載ってないです。
グーグルで検索しても、1種類のグリューナー・フェルトリーナ―を飲んだだけでコメントしているような記事ばかり。
なにか、この要素があればグリューナー・フェルトリーナ―ってキラーフレーズが欲しいところ。
悩んだ結果、当研究所が導き出した「グリューナー・フェルトリーナ―」判別方法。
まず、冷涼地なので、色は薄く、酸味が強め。
で、ここで間違いやすい候補は、
- 味の濃い「甲州」
- コクの薄い「リースリング」
- 樽熟してない、青っけのない「ソーヴィニオンプラン」
香り自体はどの品種要素にも引っかかるポイントがあるので、アロマ的な要素はスルー。
なので、甘味にフォーカスすると、
- 「甲州」ではあり得ない「ヨーロッパ系の上品な甘味」
- 「ステン熟成のソーヴィニオンプラン」だと、もっとフルーツ系のニュアンスが強い。
あとは、コクの薄い「リースリング」とどのように判別するか。
まだグリューナー・フェルトリーナ―は2種類しか味わっていないにも関わらず、偉そうに語りますが、当研究所の見解では、料理とのベアリングをイメージすれば判別可能。
リースリングはワインの個性が強いので、焼き魚や刺身なんかと合わせると、生臭さが湧き出てきます。逆にピザ、キッシュとのベアリングをイメージするとベストマッチ。
グリューナー・フェルトリーナ―の場合は、鼻抜けする余韻に透明感があるので、料理の邪魔をしないタイプ。
なので、結論から言うと、
第一印象が「リースリング」なのに、味わった後、もしかして「甲州」かもって迷いがでたら「グリューナー・フェルトリーナ―」
試験対策をしている方、「グリューナー・フェルトリーナ―」、、、
でますよ(当研究所の独自調査)。
庶民のワインポイント
価格:ー
生産地:3点
買いやすさ:2点
売り文句:2点
フィラディスさんから拝借。
飲みながら、確認しましたが、しっくりきませんでした。
ランゲンロイス村周辺の11ha。標高は250-280m、南向きのロス土壌の畑。樹齢は平均30年。オレンジの皮、ハーブ、そしてリンゴのニュアンスを持つクリーミーなアロマ。素晴らしくクリスピーで、生命力にあふれ、わずかに白いパンのノートも感じられる。ジューシーで生き生きとした果実味で、シトラスフルーツ、マルメロを感じさせるフィニッシュ。美しく流れるようなミディアムボディ。ハーモニー(調和)のワイン。
http://www.firadis.co.jp/quality-wine/austria/weszeli
アロマ:3点
複雑性:3点
余韻:2点
たいがくんポイント:3点
総合評価:2.57点