ガタオ レッド
Gatao Red
参考小売価格:1200円
産地:ポルトガル/ヴィーニョ
品種: ティンタ・ロリス、トウリガ・ナショナル、ティンタ・バロッカ、トウリガ・フランカ
購入元:かめや
インポーター:木下インターナショナル
景気が良いってわけじゃないのですが、最近購入単価が2千円前後のワインが増えてきたので、千円前後のワインがセラーに残ってると「うっ」ってなります。
庶民のワイン研究所と名乗っている以上、値段が全てとは言いませんが、千円前後の「赤」ワインは飲む前からテンションが上りません。
購入動機や、意気込み的には「ネタになればいいや」とか「酔うために飲む」とかそういった意味合いの方が強く、美味しさに期待する事はまずないです。
ただし、ポルトガルワインとなれば話は別。
2019年の殿堂入りワイン「ラパリーガ ダ キンタ ティント」を筆頭に、千円前後の定価設定でもハズレ率ゼロ。
「シリーズとして多種類が豊富」って点も、低価格ワインのハズレを回避する上で重要なファクター。
それらの要素を持ち合わせた今回のワイン、かなりの安心感をもって飲んでみました。
香りは華やかで心地よい香りですが、(安ワイン特有の)熟したさくらんぼの甘い香りが苦手は人はNGの方向性。
濃い人工的な味わいを予測しながら恐る恐る飲んでみたのですが、スイスイグイグイ飲めるジュース的な美味しさがあります。
軽い口当たりなのに、酸味と渋い要素もあるので、平均的なコンビニワインよりワンランク上の味わい。千円チリのカベルネ・ソーヴィニヨンや、南イタリアの安ワインを抵抗なく飲める層は大絶賛間違いなし。
当研究所的には、最近トラウマが続いている2〜3千円の自然派赤ワインよりよっぽど進めれる、庶民のワインですよ!
庶民のワインランク(詳細)
S 品種特性が理解できる、値段も割安
A 好みはあれどイチオシ
B 定価で買ってても満足
C 購入価格的には満足
D もう少し安く購入できていれば納得
E 味わいの満足感に対して割高な値付け
F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない
今回のワインは:Aランク
このワインを最大限に楽しむシチュエーション。
- コルク空けるのが気分的にしんどいのに、しっかりとした赤ワインが飲みたい時(このワインはスクリューキャップ)
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