リースリング クロ デ アンジュ デ ローシュヴィル フェルナン エンジェル 2017
Riesling Clos des Anges de Rorschwihr 2017
参考小売価格:3800円
産地:フランス・アルザス
品種: リースリング
購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)
インポーター:株式会社都光
ハッシュタグ「ニューワイン会」の第三回目お題ワイン。
ニューワイン会の歴史については、発案者のnoteを参照していただくとして、今回の協力インポーターは、当研究所でも馴染み深い「株式会社都光」さん。
ワインの旨いかどうかは一旦おいておいて、売り方は確実に上手いですよ。
イチ消費者として、購買意欲が異常に掻き立てられる「セールスコピー」に「ワインの物語」。
樹齢が何年だとか、全房圧搾とか、10時間のスキンコンタクトだとか、それぞれが実際にどれぐらい凄いのか分かりかねるものの、飲んでいる時の良質スパイスになることは間違いないです。
他ショップのワインでもそういった情報は書かれているのですが、NAOTAKAショップは字面すら計算されているかのごとく、素直に受け止めてしまいます(と言いつつも、所詮わたくしも人の子。店主様がツイッターでイイネ!とかくれるので、そういった贔屓目フィルターは勿論あります)。
で、問題のワインですが、美味しくてお買い得ゲットなのは当然なので、今回はあえて、定価価格に対して考察してみます。
希少性、製造コスト、生産地優位性、仕入れ値など、値段が決まる様々な要素が定価を決めることは重々に承知なのですが、あくまで消費者が考えるのは「〇〇と比べてどうか?」の一点。
なので、実際に3800円で購入したと仮定して比較してみました。
- フェルナン エンジェル VS 格付け2ndボルドー
- フェルナン エンジェル VS スタンダード格下シャンパーニュ
- フェルナン エンジェル VS 優良ACブルゴーニュ 格下村名ブルゴーニュ
- フェルナン エンジェル VS ジュラ・サヴォワ
- フェルナン エンジェル VS インドミタ3本
- フェルナン エンジェル VS 安アルザスリースリング2本
例を上げていくと切りがないのでこのあたりにしますが、3800円は冷静に考えると完全に「貴族のワイン」。
自分で飲む分には良しとしても、人に進めれるかどうか問われると「ある程度のワインリテラシーが求められる」ことは否定できません。
逆にリテラシーが高すぎると、「〇〇の方が、、、」的な意見もでてくるので、結論的に当研究所で白黒つけるのは難しいとだけ書き残しておきましょう。
ただ、ニューワイン会後に突如出てきたフェルナン エンジェルのコンプリートセットは、幅広い層からの満足高く受け入れられること間違いないです。だって普通に旨いっすもん。
庶民のワインポイント
値段(小売):32点
生産地:3点
アロマ :7点
バランス :7点
余韻 :7点
複雑性:7点
買いやすさ:3点
主観:7点
ビオ感は薄いですが、単一品種の個性を引き出したワインといった意味では優良ワイン。奥底でキャッチできる貴腐的要素は、分かる人ぞわかる的な定価設定。
総合得点:70点
庶民のマリアージュ
組み合わせ次第では大外れするので、純粋にワインだけと向き合ってもらいたい。
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