庶民の私にとって、格付けワインとは、途方もなく縁がないワインなので、全くの無知からの勉強でした。
そもそも、格付けワインは、最下級である5級ランクの若いビンテージでも小売で1万円越えするので、「ワイン=お金持ち』のイメージを作り出した元凶でしょう。まさにワインの敷居を高くしている制度かと。
一度経験のために、3級のワインを「一杯」5千円近く支払って飲んでみましたが、「ふーん」といった感じ。美味しい美味しくないとかではなく、美術館で名画を見て感動しなかった現象に酷似しております。ただし、一杯の価格5千円以上払ったからといって、悔しい思いはなく、普段から浴びるようにワインを飲んでいる私からすれば、一定水準の費用対効果は舌先で悟った次第です。
ブランド品とか、骨董品とか、権威とか、、、そういった類いのものを魅力的に感じる人なら、一生懸命覚える気もするのでしょう。しかし、庶民の金銭感覚では、覚えたからといって、買わない(買えない)ワインの勉強するのは、苦行ともいえます。
それでも、一本でmacbookとiPhoneが新品で買える価格の液体に、興味が無いと言えば、ただの見栄になるでしょう。味見程度でも良いので、死ぬまでに必ず飲みたいですね
さて、年収億クラスワイン、プルミエグランクリュの紹介です。通称5大シャトーと呼ばれる、歴史あるボルドーワインの頂点です。1855年(江戸時代)に制定、確立された制度というのがだから驚きです。
プルミエ・グラン・クリュ(第1級格付け)
ポイヤック村から
シャトー・ラフィット・ローシルト(Château Lafite-RothsChâteauld)
シャトー・ラトゥール(Château Latour)
シャトー・ムートン・ロートシルト(Château Mouton Rothschild)
マルゴー村から
シャトー・マルゴー(Château Margaux)
ペサック・レオニャン村から
シャトー・オー・ブリオン(Château Haut Brion)
この5シャトーを知っているだけで、素人目線ではかなりのワイン通と思われるでしょう。
さらに、もう一言付け加えるするとしたら、
「シャトー・ムートン・ロートシルトは1973年に第二級から昇格したんだよ。」
ど素人相手に、この知識をさりげなく披露できれば、立派なワイン玄人の仲間入りです。