フェウド・アランチョ・サンジョベーゼ 2017
Feudo Arancio SANGIOVESE 2017
参考価格:900~1200円
購入価格:6本で8140円
産地:イタリア/シチリア
品種: サンジョベーゼ
購入元:ワインスクエアー・アズマヅル(楽天)
インポーター:モトックス
庶民のワインポイント:3.75点
私の大好物「サンジョベーゼ」。好きだからなのか、地雷ワインに感じる物も多く、評価の振れ幅が大きい品種でもあります。
今回は、おなじみツイッターで話題の「フェウド・アランチョ」。現時点で4本消費しておりますが、総じて高クオリティ。
しかし、今まで味わったアランチョワインは、イタリアのシチリア州の土着品種が3本、国際品種も今のところ「シラー」のみ。すなわち、今まで飲んだ4本は、気候的に温暖なシチリア州に向いている品種とも受け取れます。
さて抜栓。
グラスに注いでいる時に強く感じるサンジョベーゼの典型的な香り。
コンポートしたレッドベリー系、熟した黒系果実、スミレ、腐葉土、シナモン、微かに血液、、、。
アロマは完全に好みのタイプだったので、期待感最高潮でしたが、口に含んだ第一印象は酸っぱくて残念に感じました。
余韻は、甘味が最初に来るもの、最後に酸味、それも嫌な酸味。
普通に飲めるレベルといった範囲では合格点を出せますが、今までのアランチョと比較するとやや格落ち。
しかし、飲み始め10分ぐらいすると、角が取れ(舌が慣れ)、まろやかな飲みやすい味わいに変化し始めます。
千円前後のサンジョベーゼといった枠組みで評価すると高いレベルですが、フェウド・アランチョシリーズの中ではオススメする品種ではないかな(アランチョの中で選ぶとしたらといった意味)。
庶民のワインポイント
価格:5点
生産地:3点
買いやすさ:5点
売り文句:3点
大抵のサンジョヴェーゼに当てはめることができる無難なコメント。
ブラックチェリーやスミレなどのチャーミングなアロマ。素直な果実味に、樽熟成に由来するバニラなどの複雑なニュアンス。幅広いシーンで楽しめる万能なサンジョヴェーゼです。
https://www.mottox.co.jp/search/detail.php?id=644103
アロマ:4点
香りは強めで好印象、ただし、タイムリミットは短い。
複雑性:3点
余韻:3点
たいがくんポイント:4点
決して悪いワインではないです。
総合評価:3.75点