レ・カーヴ・ルイ・ド・グルネル クレマン・ド・ロワール・ブリュット
Les Caves Louis de Grenelle
参考小売価格:2200円
産地:フランス・ロワール・アンジュー&ソミュール
品種: シュナン・ブラン 85%/シャルドネ 10%/カベルネ・フラン 5%
購入元:かめや
インポーター:モトックス
フランスのスパークリングワインの中でも、シャンパンの次にテンションが上がるのは「クレマン・ド・ロワール」だったりします。
生産者であるレ・カーヴ・ルイ・ド・グルネルのキャッチコピーは、
熟成を大切にしたソミュールの自然派スパークリングワイン
なんかこの一文だけでもただならぬオーラを察知するのは私だけでしょうか。
以下引用
こだわりの証し!ソミュールに唯一残る家族経営の「泡」の造り手
■メゾン・ルイ・ド・グルネルの精神
https://mot-wine.mottox.co.jp/winery/publish/html/1013.html
設立は1859年に遡る、ソミュール地方で今もなお続く数少ない家族経営のエステイトです。当時造られたトゥファ(石灰華)層を削り出したセラーではスパークリングワイン造りにのみ特化し、繊細で複雑、洗練されたスパークリングワイン造りが続けられています。カーヴは地下12メートルの深さにあるもともとは15世紀に掘られた採石場跡を利用したもので、醸造や熟成もここで行われます。4百万本のストックを保管する比較的大きなカーヴですが、グルネルでは伝統を大切にしワインは長期の熟成を経てから出荷しています(法定熟成期間がクレマンの場合12ヶ月のところを24ヶ月、ソミュール ブリュットの場合9ヶ月のところを36ヶ月)。また栽培ではリュット・レゾネを実践しています。
正直な所、誰がどう造ってようが、安くてうまけりゃどうでもいい派なのですが、少なからず読んでから飲むと味わいに深みが増します。
今回は第一印象で期待以上の満足感が得られなかったので(期待値が高かった為)、じっくり読み込んだ後に飲み直してみました。
泡の量は上の下程度。見た目と舌で感じる強炭酸もさることながら、「音」でしっかり泡を楽しめます。
香りはグラスから2cm程度の距離感でクリーミーで芳醇なアロマをキャッチでき、熟成を大切にしているってキャッチコピーが伊達じゃない事が理解できました。
ボディは中程度ですが、果実味がしっかりしているので、定価以上のリッチな厚みを感じることができます。
この日は昼間だらだらしながら飲んでいたので気づきましたが、このスパークリングワインの真骨頂はズバリ「炭酸が抜けた後」。
普通に上質な(2千円ぐらいの)シュナン・ブラン主体のワインとして楽しめ、2度楽しめたお買い得感に「今年度殿堂入り候補」としてメモリすることにします。
庶民のワインランク(詳細)
S 品種特性が理解できる、値段も割安
A 好みはあれどイチオシ
B 定価で買ってても満足
C 購入価格的には満足
D もう少し安く購入できていれば納得
E 味わいの満足感に対して割高な値付け
F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない
今回のワインは:Sランク
このワインを最大限に楽しむシチュエーション。
- 1本通しでダラダラ飲みたい時。締め泡。食前酒。つまるところどの場面でも。