皆様あけましておめでとうございます。
ベストペアリング
今回は、2024年に試した約350のペアリングの中から、厳選したトップ10のワインマリアージュをご紹介します!
このランキングの基準は、『ワインの味を高める』ことを重視しました。
たとえば、ハンバーグと赤ワイン、グラタンとシャルドネといった純粋に相性の良い組み合わせもありますが、今回ご紹介するのは、料理と合わせることでワインがさらに美味しく進化する、そんな特別なペアリングたちです。
このランキングを見るだけで、来年の食卓がもっと楽しく、美味しくなること間違いなしです。
それでは、早速第10位からスタートしましょう!」
10位 サバ味噌、ブラックペッパーバシ掛け x ジンファンデル
「第10位は、サバ味噌缶にブラックペッパーをバシっとかけて、ジンファンデルとのペアリングです!
この組み合わせ、サバ味噌缶の甘じょっぱさとコクに、ジンファンデルのフルーティーさとスパイシーさが絶妙にマッチ。
ブラックペッパーを多めに振ることで、味噌の甘みとワインの果実味が引き締まり、まるで高級な料理を食べているような味わいに変化します。
特にジンファンデルの持つやさしいタンニンが、サバの脂をしっかり受け止めてくれるので、缶詰のイメージを超えた奥深い味わいに。
しかも、この組み合わせ、家にある缶詰とワインで気軽に試せるのが嬉しいポイントです!
シンプルだけど驚きの化学反応を起こす第10位、ぜひ一度試してみてください!」
9位 筑前煮 x ナチュール
「第9位は、筑前煮×ナチュール白ワイン『イキガイ 2023(ガッジーナ デ ピエル)』のペアリングです!
筑前煮の優しい甘さとだしの旨味が、この華やかなオーガニック白ワインと抜群の相性を見せます。
『イキガイ』という名前は日本語の“生きがい”に由来していて、その名の通り、生命力を感じさせるようなフレッシュで華やかな香りが特徴。
ワイン単体でも楽しめるのですが、筑前煮のほっこりとした味わいと合わせることで、ナチュールワイン特有の酸味が丸くなり、
全体が調和した心地よい味わいに進化します。特に根菜のホクホク感とワインのフローラルな香りが絶妙なハーモニーを生み出してくれます!
家庭の味に新しい魅力を加える、意外性のあるこのペアリング、ぜひお試しあれ!」
「第8位は、ミーゴレン×安い赤ワインのペアリングです!
インドネシア料理の代表格であるミーゴレン。実はカルディなどで100円くらいで買える手軽さが魅力。
お好み焼きや焼きそばと安い赤ワインの相性の良さは有名ですが、この組み合わせはその派生形として絶品です!
ポイントは、ワインが“安い”こと。カジュアルで少しピチピチとしたジャンク感のある赤ワインが、袋麺のジャンクさと驚くほどマッチします。
例えるなら、マクドナルドとコーラのような絶対的な安心感のある組み合わせ。赤ワインの軽い酸味とミーゴレンの甘辛いスパイスが口の中で一体となり、つい次の一口、次の一杯が欲しくなる!
高級感ではなく、“気軽に楽しむ幸福感”が詰まったこのペアリング、ぜひ一度試してみてください!」
7位 低価格ゲヴェルツトラミネールx激辛ガパオ
激辛ガパオのスパイシーな辛さに、このゲヴュルツトラミネールのほんのり甘くフローラルな香りが見事に寄り添います。
特に、低価格帯のゲヴュルツは嫌悪感の出る中途半端な甘さが特徴的で、辛い料理をまろやかに包み込む効果で印象が変わります。
激辛料理といえば、辛さを和らげるために甘さやフルーティーさがある飲み物が欲しくなりますよね?
このペアリングはまさにそれ。ゲヴュルツトラミネールのほのかな甘みが辛さを優しく中和しつつ、香り豊かな余韻で一段階上の美味しさを演出してくれます。
ガパオのエスニックな風味とゲヴュルツの華やかな個性が織り成す、一度試したらクセになる組み合わせ!ライスとワインの相性を許容できるかで印象が変わるけど、低価格だからこそ気軽にランチあたりでチャレンジできるのも嬉しいポイントです。ぜひお試しください!」
6位 樽ドネ x バターコーン
バターの濃厚なコクとコーンの甘さが、樽熟成シャルドネのリッチな風味とぴったり合います。樽熟成によるバニラやトーストの香りが、バターの香ばしさを引き立て、全体に奥行きのある味わいに仕上がるんです。
このペアリングの面白いところは、シンプルなバターコーンが一気に格上げされること。シャルドネの滑らかな口当たりと、じんわりとした酸味がコーンの甘さを引き立てるので、箸が止まらなくなる美味しさに!
また、樽熟成シャルドネは比較的手頃な価格でもリッチな印象を楽しめるので、家飲みにはもってこいの組み合わせ。寒い季節にホットプレートやスキットルで仕上げてでジュワっと焼きながら、このペアリングを楽しむのもおすすめです。
シンプルなのに贅沢感を味わえる第6位、ぜひお試しください!」
5位 塩で食べる天ぷら x 日本の辛口白ワイン
今回試したのは、酒日向さんで販売されているユニークなお酒シリーズ『天ぷらにぃーよ』。名前からして“天ぷら専用”なわけですが、味わいは甲州をベースにしており、繊細で優しく、程よい酸味が特徴。これだけでも期待を裏切らないペアリングなのですが……特筆すべきは、舞茸天ぷらとの相性。
もうね、震えましたね(笑)。舞茸ってスーパーで100円くらいで買えちゃうじゃないですか。それが、このワインと合わせると、まるで高級割烹で出てくるような一皿に大変身します。
天ぷらを塩で食べる場合は、揚げたての熱々を用意するのがポイント。少し手間はかかりますが、頑張る価値ありです!ちなみに、『天ぷらにぃーよ』が手に入らなくても、日本の辛口白ワインならほとんど対応可能。ぜひ揚げたて天ぷらとのマリアージュを楽しんでください!」
「第4位は、たこ焼き×辛口ランブルスコのペアリングです!
たこ焼きといえばソースの甘さと生地のふんわり感、そしてタコの弾力が魅力ですが、これに辛口ランブルスコを合わせると……もう別次元の美味しさに!
ランブルスコは微発泡で軽やかな飲み心地が特徴。そのスッキリとした酸味が、たこ焼きの濃厚なソースと絶妙にバランスを取ってくれます。
さらに、ランブルスコの辛口スタイルだと甘さ控えめで、たこ焼きの油っぽさをしっかりリセットしてくれるので、ついもう一口、もう一杯が止まりません。
この組み合わせ、たこ焼きが屋台グルメの域を超えたワインバーの一品のように感じられるほどの完成度です。
たこ焼きといえばビールやハイボールが定番かもしれませんが、この辛口ランブルスコとのマリアージュは、新しい発見になること間違いなし。
週末の家飲みでぜひ試してみてください!」
第3位は、カプレーゼ×アリゴテのペアリングです!
今年からベランダでバジル育て始めたからだいたい週1ペースでカプレーゼを食べてたんですけど、基本どんな白ワインでもあわせれるんですね。その中でアリゴテの存在感は群を抜いていました。バジル、トマト、モッツァレラチーズのシンプルな組み合わせに、このブルゴーニュ産アリゴテの爽やかな酸味が見事にマッチ。
ブルゴーニュといえばシャルドネが有名ですが、同じ価格帯ならアリゴテを推したい理由がここにあります。アリゴテのキレのある酸味がトマトの甘酸っぱさを引き立て、バジルのフレッシュな香りをより際立たせてくれるんです。
このペアリングのポイントは、アリゴテの持つ飾らないシンプルさ。カプレーゼの軽やかさと調和しつつ、ワイン自体のポテンシャルも存分に楽しめます。ブルゴーニュの底力を感じるこの組み合わせ、ぜひ一度お試しください!」
「第2位 焼き鳥×マスカット・ベーリーA『トリヤー タレアウネン トロッケン』
名前からして焼き鳥専用といった雰囲気のこのワイン。試してみたら、そのポテンシャルに驚かされ、自宅で七輪を使って焼き鳥を焼く楽しさに完全に目覚めてしまいました。炭火で焼くことで香ばしさが増し、エンタメ要素も加わって美味しさが倍増します!
このワイン、単体では少し甘酸っぱくて苦手に感じる人もいるかもしれませんが、焼き鳥と合わせることで驚くほど化けます。特に、タレとの相性は抜群で、ワインの甘酸っぱさが鶏肉の旨味と絡み合い、3だった味が一気に10を突き抜ける進化を遂げます!
さらに注目すべきはレバーとの相性。レバーが苦手な方でも、このワインと合わせると独特の臭みが消え、高級フォワグラのような濃厚でまろやかな味わいに大変身。実際に高級フォワグラは食べたことありませんが(笑)、きっとこんな感じなんじゃないかと思えるほどの絶品ペアリングです。
焼き鳥をさらに美味しく楽しみたい方、炭焼きセット買って震えてください。
第1位は、ウナギ×マスカット・ベーリーAのペアリングです!
ウナギといえば、丼物にしたほうが絶対美味しいという意見もあるかもしれません。でも、ここはグッとこらえて、ぜひ酒の当てとして楽しんでほしいんです。
日本酒との組み合わせももちろんベターなんですが、ウナギが日本酒を劇的に美味しく変えるかというと、そうでもない。ただ、低価格帯のマスカット・ベーリーAは驚くほど味わいが進化します。正直、マスカット・ベーリーAは曲があって好みが分かれるワインでもあります。でも、ウナギのタレの甘さと炭火焼きの香ばしさに寄り添うことで、誰が飲んでも美味いワインに進化します。
ちなみに、この時はスーパーの中国ウナギをそのまま属したんですが、今の私なら、炭焼きセットがありますからね。丁寧に下処理して、ウナギを炭火で焼き直して食べるの想像すると。これがまた格別だろうな、と今から来年の楽しみにしています!ちなみに、
ウナギはシェリーとも相性抜群。来年度皆さんに改めてご紹介できるように動画作りに励みますので、どうぞお楽しみに!」
「ちなみに、ワーストペアリングもご紹介しておきます。賞味期限当日の半額クジラベーコン×ロゼワインです!
せっかくの良いロゼワインだったのに、クジラの独特な臭みで完全に台無しになりました…。
やっぱりお魚類や生で食べるものは新鮮さが命ですね。見切り品ハンターとして、割引品に飛びつきがちですが、この経験を通して“安いからといって何でも選ぶのはNG”だと改めて感じました。みなさんも気をつけてくださいね。
2024年ベストワイントップ10
今回は私が昨年飲んだ約350本のワインの中から選んだベストワインを発表します。
他の方々は12月の中旬からとランキングを出しているようですが、年度がまだ終わってないのに『もうワインを飲まないの?』なんて、私には到底考えられません。
実際に23日頃収録したベストマリアージュランキングを庶民のワイン研究所でやったんですけど、その後にランキングに食い込むのでてきましたからね。そういった意味でもこのランキングはがちです。口に含んでペットして年間〇〇テイスティングしてますどやとは重みがちがいます。全て自腹で購入し、1本ずつしっかり飲み切ったワインだけが対象です!
第6位 てんぷらにいいよ
第4位 グラン バトー ボルドー ブラン バリエール フレール
第2位 丹波ワイン 酸化防止剤無添加スパークリング てぐみ ロゼ
第1位 てぐみpetit白