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フランス/アルザス地方

ゲベルツらしくないゲベルツ。しかし、こっちが本物説あり。

W.ギッセルヴレッシュトゥ ゲヴェルツトラミネール 2018

W.Gisselbrecht GEWURZTRAMINER 2018

参考価格:1870円

購入価格:1580円

産地:フランス/アルザス

品種: ゲヴェルツトラミネール

糖度:9度

購入元:ワインナビ

インポーター:重松貿易株式会社

ライチ風味で独特なニュアンスを持ち合わせているフランス/アルザス地方の名物品種「ゲヴェルツトラミネール」。

どんなにワイン歴が浅くても、一番味の覚えやすい品種と言っても過言ではない、その分かりやすい味わいは、栽培量と反比例した知名度を持ち合わせております。

今回は、シリーズまとめがい「W.ギッセルヴレッシュトゥ」のなかで、一番高価だったのがこのゲベルツ。甘い品種のため、朝いちで万全の状態でテイスティングしました。

色味はゲベルツトラミネルにしては明るめ、香りもライチよりは甘いりんごを熟したようなニュアンス。リースリング香とも呼ばれるペトロール感も微かにあり、今まで飲んできたゲヴェルツトラミネールとは違ったアロマ。

口に含むと確かにライチ風味はありますが、オイリーな印象が残り、朝飲みのこともあり、かなりヘビーなタイプに受け取れます。

糖度が示す通り、甘さにインパクトがあり、酸味や苦味といった要素に弱さを感じます。

食後のデザート的に少量飲む分には問題ないでしょうが、日が明るいうちにガッツリ飲もうとするとしっぺ返しを食らう味わいです。

そもそもゲベルツトラミネル自体、そんな立ち位置のワインなのですが、濃厚さと重厚感が今までのゲベルツトラミネルより重く感じたので、どっちがゲヴェルツトラミネールらしいゲヴェルツトラミネールなのか謎が深まります。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:4点

生産地:3点

買いやすさ:3点

売り文句:3点

インポーターさんから拝借、概ね同意ですが、なんか引っかかるんですよね。

1936年に設立されたフランス・アルザス地方にある家族経営のワイナリー。
アルザスのダンバッハ・ラ・ヴィルの最も品質の高い土壌17haを所有し、アルザスワインやクレマンはもちろん、グランクリュ・フランクシュタインやグランクリュ・ミュンヒベルクも生産しています。
3世代に渡り受け継がれ作られてきた高品質なワインは世界中のワイン愛好家に愛されています。
少し緑がかった黄色。ディスク厚く、粘性も強め。ライチの香りに白い花のニュアンスが感じられます。
滑らかな味わいで、桃や熟したリンゴのような甘味に、アフターにほんのりライムのような酸味が感じられます。

http://www.shigematsu.jp/search/detail.html?seq=16271808

アロマ:4点

複雑性:3点

余韻:3点

バランス:1点

たいがくんポイント:2点

ゲヴェルツトラミネール、やや敬遠したくなってきた品種

総合評価:B(値段相応の味わい)

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com