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スペイン

リアルワインガイド掲載の旨いは本当なのか?

ザ・フラワー・アンド・ザ・ビー 2018

The Flower and the Bee

参考小売価格:2000円

産地:スペイン・ガリシア

品種: レイシャドゥーラ 

購入元:かめや

インポーター:モトックス

リアルワインガイドの2021ウインター号で紹介されていた旨安ワイン。今飲んで88+、ポテンシャル89と高点数が付けられていました。そもそもが80点台後半のワインしか載ってないので、個人的にはテイスターさんたちが70点60点を付けたワインの方が気になったりします。

そんな捻くれ思想は一旦おいておき、雑誌に掲載されるからと言って100%旨いとは言い切れません。好みの問題もあるし、売る側の気持ちになれば「色々とお察し的な事情」は無いほうがおかしいと言ったところ。

冷静に考えれば無限とも感じれる種類のワインから、何本飲んだうちの何本選出なのかが気になるのは私だけでじゃないはず。

推測や個人的な考えはインサイドストーリーズに場所を移すとして、このワインの感想を述べていきます。

結論から言うと美味しいのですが、その理由の一つに「今までに出会ったことのない未知の味わい」って要素があります。

如何にマイナーな土着品種であれど、〇〇に似ているって要素は少なからずあるのですが、このガリシア土着「レイシャドゥーラ」はあえて例えることすらも難しい味わい。

モモやパッションフルーツを主体とした果実の香りに、重すぎず、軽すぎない絶妙なバランス。どちらかと言えばフレッシュタイプなのに、しっかり余韻も残る良いワイン。

値段感も絶妙なラインで、きっちり定価通りに楽しめる味わい。

最近ワインに対する金銭感覚が狂いがちですが、冷静に考えれば2千円ってステーキや鰻買えますからね。そう考えると、このワインが私にくれた幸福度、イメージしやすいでしょ。

つまるところ、雑誌に載ってるだけの実力は感じられましたよ。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

値段(小売):45点

生産地:3点

アロマ :6点

バランス :7点

余韻 :6点

複雑性:6点

買いやすさ:3点

主観:7点

総合得点:83点

庶民のマリアージュ 

少し甘めのジュースタイプなので、夕方のブレイクタイプで楽しみたい。

当研究所がテイスティングに使用している、神グラス↓旨さ爆上がりです(マジ)。

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。