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チリ

最高のタイミングでボトリングされた二次発酵のロゼ

ティエラ・スール スパークリングワイン ロゼ

Tierra Sur Sparkling Wine Rose

参考小売価格:1400円

産地:チリ・ヴィオヴィオヴァレー

品種: ピノ・ノワール

購入元:かめや

インポーター:木下インターナショナル

Tierra Sur Sparkling Wine Rose

モトックスさんの低価格スパークリングを制覇したため、次なるインポーターとして目星をつけたのが今回の木下インターナショナルさん。

手始めにハズレ率の低い、チリロゼから飲んでみました。

チリ産ってことを念頭に味わいだけで感想を切り取ると千円以下でもありそうな平凡なロゼ泡。

炭酸料も中程度、切れ味バツグンの辛口で、欠点らしい欠点はないですが、これだったらアルパカでもええやんってなってしまいます。

しかし、例のごとく、インポーター説明文を読むと深みは増します。

手摘み収穫された葡萄は丁寧に運ばる。絶妙な色を出すためマセラシオンはごくやさしく実施後、搾汁。温度管理された発酵槽内で発酵。二次発酵は25日間シャルマ方式で行われる。ワインにより複雑性を持たせるため45日間澱と一緒に熟成し、最高のタイミングでボトリング。

https://www.kinoshita-intl.co.jp/products/detail.html?id=455&

「手積み」「丁寧」「絶妙な」「25日間」「45日間」「最高のタイミングでボトリング」「二次発酵はシャルマ」

ワインに限らず、野菜とか卵とか肉とかでもそうですが、どんな一般的な製法技法でも、「言い方一つ」「比喩一つ」で味わい深くなるのは、もはや売り手のテクニック。二次発酵って謳われたら、脳内では瓶内二次発酵って勝手に変換されますからね。

目からの情報、知識からの情報は、ワインを楽しむ要素として外せない領域。

庶民のワインランク(詳細

S 品種特性が理解できる、値段も割安

A 好みはあれどイチオシ

B 定価で買ってても満足

C 購入価格的には満足

D もう少し安く購入できていれば納得

E 味わいの満足感に対して割高な値付け

F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない

今回のワインは:Cランク

このワインを最大限に楽しむシチュエーション。

  • 昼間のカジュアルのみ。大衆居酒屋メニューを1本通しで

このグラスを進める理由はポッドキャストで!

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。