ティバルディ・ロエロ・アルネイス
Roero Arneis DOCG 2021Tibaldi
参考小売価格:2950円
産地:イタリア・ピエモンテ州
品種: アルネイス
購入元:スオーロワインズ
インポーター:合同会社スオーロ
イタリアの自然派ワイン専門店「スオーロ・ワインズ」さんからの提供品。
取り扱いされているワインは量販店では取り扱わないような珍しいワインばかりで、このワインも非常に興味を惹かれていました。
原産地呼称「ロエーロ」品種は「アルネイス」
ソムリエやワインエキスパートを勉強した人ならご存知かとは思いますが、ワイン初心者にとってはドラクエの呪文に感じるかもしれません。
ロエーロとはイタリアのピエモンテ州で2004年にDOCGに認定された地区。近所であるバローロやバルバレスコが赤ワインしかDOCGを名乗ることができないのに対して、このロエーロは「赤、白、スパークリング」が認められています。そういった意味で、ピエモンテ州の白ワインと言えば「ロエーロのアルネイス」と真っ先に答える有識者は少なくないでしょう。
そんな有名地域の白ワインですが、当研究では今回が初登場。アルネイスは何度かであっておりますが、ロエーロではありませんでした。すなわち、ロエーロはピンポイントで狙って買わない限り割引などでは出会えないDOCGだと言えます。
販売店のテイスティングノートでは
非常に香りの美しいワイン。グラスに注ぐと、シトラスやハーブを微かに感じさせる、フローラルでフレッシュな香りが立ち上ります。口当たりはなめらかで、それでいて飲みごたえがあり、白桃にレモンのアクセントを加えたような味わいが口に広がります。
スオーロワインズさん販売ページ下記リンク参照
とされており、なんとなくフルーティーなタイプと予測して飲んでみました。
結論、良い意味で裏切られましたね。
確かにフレッシュでフルーティーなんですけど、単調さ皆無。量販店の低価格帯ワインのフルーティーとは別次元で、柔らかさと気品さに満ち溢れています。
食事の旨味を引き出す成分も含まれておりますが、ワインだけで飲まないと「勿体ない」と思わせてくれる美味しさ。テレビ見ながら飲むなんて論外中の論外。目からでなく耳からの情報も遮断してじっくり飲んでワインと向き合いたいと思わせる凄まじさを体験させてもらいました。
もちろん、普段から3千円ワインを飲まれている人からすれば至ってニュートラルなのかもしれません。それでも私が飲んできた白ワインの中でトップクラスの美味しさを体験させてもらいました。
ロエーロが全て同じ方向性で同じようなクオリティかはわかりませんが、少なくとも、ティバルディ(生産者名)は私を虜にしてくれるワインでしたよ。
本日の組み合わせ
庶民のワインランク(詳細)
今回のワインは:Sランク (24年3月より基準改定)