オスコ・ロッソ
Osco rosso
参考小売価格:14850円(15リットル)
産地:イタリア
品種: モンテプルチアーノ
購入元:アダワイン
インポーター:アダツアーズジャパン
「日本で一番飲まれている赤ワイン」──そのフレーズに誘われて、ついポチってしまったサイゼリヤの赤箱ワイン『オスコ・ロッソ』。あの“マグナムボトル”でおなじみのワインが、ついに5リットルBOXで登場です。
送料無料ラインを突破するには3箱購入が必須。1箱でも多いのに、15リットル。理性が止める前に、物欲が購入ボタンを押していました。
ただね、これ、例えるなら「水のように飲めるけど、水では済まされない」そんな一本です。
■メーカーはこう言ってる
・軽い酸味と穏やかな渋み
・果実味とのバランスが良く、どんな料理にも合う
・真空パックで鮮度保持
・ぶどうを収穫してすぐ仕込んだ“フレッシュ系”
・冷やしても美味しい
・ワイン上級者にも初心者にも!
──と、なるほど。確かに飲み口は軽快で、ピザでも唐揚げでもなんでも合わせやすい万能さはあります。赤というより「ルビー色のお茶」。フレッシュで親しみやすい味わいは、言われてみれば納得。
■でも、現実はこうだった。
グラスに注ぐと、ちょっとだけ「懐かしの給食デザート感」。最初の一口目、やや人工的な香りが立ち上り、正直「安ワインやな」という感想が口をついて出ます。でも飲み進めると……なぜかクセになるんです、この素朴さ。
「悪くない、悪くないぞ……」と思ってしまう。
が、ここで落とし穴。
翌朝、頭が爆発します。
いつものワインと同じ量でも、翌日の身体の“残り方”が明らかに違う。正直に言えば、「二日酔い」というより「頭痛ワイン」。翌朝、頭の奥にズキンとくるあの感じ。コスパで選んだはずが、翌日の生産性をゴッソリ持っていかれる罠。
■ただし、使い方次第では神ワイン
このワイン、「一口目の不快感」と「翌日の不快感」をどう乗りこなすかが肝要です。ポイントは2つ:
- しっかり冷やす(常温で飲むと甘みと渋みが間延びします)
- 飲みすぎない(これ大事)
あとは“ウォーターサーバー”感覚で、ちょこちょこ使いが吉。来客時のサプライズや、平日のちょい飲み、煮込み料理の赤ワインがわりなど、「飲む」以外の使い道も意外と多彩です。
■まとめ:頭が痛いけど、ちょっと好き。
結論。「美味しいワイン」というより、「話題になるワイン」。
SNSネタにもなるし、飲みきれなければ料理に使えばOK。何より、「サイゼで見たやつを自宅で飲む」という行為そのものが、ちょっと楽しい。
ただし、頭痛リスクは覚悟の上で。
くれぐれも“自己責任”の赤箱ライフをお楽しみください。