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ルーマニア

ヴィーガン対応、酸化防止剤無添加!

オレンジワイン クラメレ レカシュ 

Orange Natural wine Cramele Recas

参考小売価格:1408円税込

産地:ルーマニア

品種: ソーヴィニヨンブラン43%、タマイヨアサ・ロマネアスカ 24%、フェテアスカ・アルバ 18.5%、シャルドネ14.5%

購入元:CAVE de L NAOTAKA(楽天)

インポーター:株式会社ドウシシャ

この季節にぴったりなオレンジワインセットから色物系の雰囲気がする1本。

理由はヴィーガン対応と称された酸化防止剤無添加の文言。

ターゲットであるロハスな方々は味よりそういった情報を重視するため、生産者も味は二の次的に造ってそうな印象を抱いているからです。

そもそも元々ぶどうにヴィーガンがどうとか関係あるのか気になったので販売ページの生産者情報を読んでみました。

内容をまとめると「ゼラチンや卵白を未使用」とのこと。

清澄や濾過をする際、一般的には卵白を使用するので、これには納得ですね。

私も一時期ヴィーガン生活に憧れがあったのですが、原料だけでなく製造工程まで気をつけなくてはならないとなると到底できそうもありません。

さて、そんなヴィーガン対応のワインですが、第一印象はジュースでした。

しかし、例のごとく、少し落ち着いてくるとピリ辛要素を感じることができ、ワインっぽさが徐々に出てきます。

品種を確認してみると、4種類が細かな数値でブレンドされているので、大衆の味覚向けにチューニングされたと解釈。実際にマイナスな要素無いですし、誰が飲んでも「嫌い」とはならない受け皿の広さがあります。

ただし、普段ナチュールワインを中心に飲んでる人は「コレジャナイ感」が芽生えるかもしれませんね。味が整ってますもん。

注意:当研究所では、高級ワイングラスを利用し、適性温度でテイスティングしております。冷蔵庫温度や常温のワインをマシンメイドグラスで味わった場合とは感じ方がかわりますので、その辺り差し引いてご閲覧ください。

本日の組み合わせ

ヴィーガンとは真逆の豚キムチ鍋と合わせてみる。

キムチの辛さを緩和させてくれる意味では、良い組み合わせでしたよ。

庶民のワインランク(詳細

S 品種特性が理解できる、値段も割安

A 好みはあれどイチオシ

B 定価で買ってても満足

C 購入価格的には満足

D もう少し安く購入できていれば納得

E 味わいの満足感に対して割高な値付け

F 値段の問題ではなく、単純に好みじゃない

今回のワインは:Bランク

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO 国際大学IPU国際総合学部国際環境学科を卒業後、廃棄物の再資源化を目指す企業へ入社。10年ほど業界に 関わる仕事をする傍ら、リユース事業へ着目し独立。シリアルアントレプレナーへのあこがれで事業を仕組み化し売却。 誰も思いつかなかった仕事を生み出すことをモットーに、現在はワイン消費家として事業を展開。ソムリエやワインエキスパート合格をサポートするワイン塾の経営や、ワイン好きな地方従事者向けのウェブコミュニティを運営。 自身がプロデュースするポッドキャスト番組「ワインの授業」はカテゴリーランキング最高2位を記録。万人受け頑固拒否の尖った内容で、業界に風穴を開ける。 自身が陥ったアルコール依存や精神疾患の体験を基に、巧みなSNS戦略で「教育」「社会福祉」「起業支援」を軸に活動中。