ワインの基礎本や指南書でよく目にする、
「初心者はまず、「ボルドー」と「ブルゴーニュ」の違いを覚えなさい。」
これ、「庶民のワイン研究所」の見解からすれば、ワインの敷居をめちゃくちゃ高めている「禁句」用語なんですよ。。
まぁね、、、、、、ワイン界の重鎮達の言いたいことも、わからんでもないです。
「関西のうどんと関東のうどんは出汁が違う。」
きっとこれを言いたいんだと。
しかし、濃い味付けの出汁、繊細な出汁かなんて、飲まなくても区別つきますから(断言)。
まずは、広さ(範囲)という概念で考えてみましょ。
※ちなみにAC=AOC=原産地呼称保護=この土地で造られましたといった意味※
- ブルゴーニュ地方の面積約30km2、
- ボルドー地方の面積は約50km2、
これを日本に置き換えてみると、
- 近畿地方の面積約33km2
- 東北地方の面積約65km2
これが何を意味するか、、、
すなわち、関西牛なんか誰も買わないでしょ?笑
そう、名産品として食べたいのは「松坂牛」や「神戸牛」
東北のお米じゃなくて秋田の「あきたこまち」
東北のりんごじゃなくて「青森のりんご」
これを海外に輸出するする場合に置き換えると、
東北のりんごは有名だから美味しいよ(福島産)
関西の牛肉はお金持ちのステータス(奈良産)
※福島県民さん、奈良県民のみなさん、決して悪意はありません※
これを念頭に入れておくと、なんか騙されている気分がしませんか?
ワインの原料となるブドウも『産地』が味わいの9割をしめると言われており、ボルドー(ブルゴーニュ)の広い、身元がわからないブドウで造られたワインが
「美味しいわけないでしょ。』(主観含む)
じゃ、ボルドーやブルゴーニュってなんなの????
って思われた方。少し振り返って考えてみましょう。
近畿、東北=青森、兵庫→神戸、三重→松坂
そうです、日本で例えると県、市、町に該当する、「村名」「畑名」の小区画呼称が存在するのです。
読者の声
「でもな、、、、いちいち、「村名」や「畑名」覚えるのめんどくさいなぁ。。。。」
安心してください。
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覚えたとしても
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「庶民には買えないような価格ですから!!!!!!!!!」
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補足:(松坂牛毎日食べる人いないでしょ。)
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じゃ、初心者はどんなワインをどんな風に買えば良いの?
ブルゴーニュやボルドーは飲めないの???
ワインは貴族の飲み物なの????
答えはNo!!!
パート2以降でその問題を解決させますので^ – ^
まとめ
ワイン界がイメージ戦略として「ボルドーやブルゴーニュ」と言い出した結果。
下記の現象が起こっているのです。
- 小区画の銘醸地を広範囲名前で宣伝し、
- さも格式が高いワインのように見せかけ、
- 先入観で買い物をさせ、
- わかりやすい「ボルドー!やブルゴーニュ!」でワインを売り出し、
- 小売店は毎日のように「ボルドーやブルゴーニュ」の安売りをする。
- もちろん叩き売りされるワインは
- 粗悪なものが大半=不味い。
- 不味い=ワイン嫌い の悪循環、悪い図式に落ちいてしまう。。。。
パート2以降の予告内容です。
「アルパカを侮るな。最下層を知ってからがスタートライン」(公開済み)
「ACボルドーは「シャトー」で選べ!」
「ACブルゴーニュ攻略法の鍵は「生産者とドメーヌ」」
「ウェルカム、トゥ、ニューワールド」
「ねぇねぇ、ローヌやロワールって知ってる???」
「ビオワイン最強の土地、未認証の「プロバンス」」
「格式と庶民性の兼ね合わせ「イタリア」へようこそ。」
「最終章「本物はボルドーとブルゴーニュにあり」」
をお送りします。ご期待ください。