ル・オー・メドック・ド・ジスクール/LE HAUT MEDOC DE GISCOURS
実勢価格:2800円
産地:ボルドー/オーメドック
品種:メルロ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%
購入元:エノテカ、バックビンテージ
ボルドーメドック地区の格付けシャトー第3級(政治家/医者クラスが飲むワイン)と全く同じ製法で作られワイン。違うのは畑だけと言われるもんだから、期待してしまうのは仕方ないところですね。
野球で例えると、メジャーリーグ(格付けワイン10万円)マイナーリーグ(格付けワインのセカンドワイン2万円)スリーA(サードラベル3千~1万)なので、ランク的にはスリーAレベル。しかし、普段日本の高校野球レベル(千円前後)のワインを飲んでいる庶民からすれば、その差は言うまでもないでしょう。
「が、しかし、、、、」
第一印象は、ブチギレレベルです。酸っぱくて飲めたもんじゃありません。収斂するタンニンが強く、飲み頃と宣伝しておきながらの結果に、エノテカさんへの絶大なる信頼さえも失ってしまいます。3千円払ったワインで感動がない時のショックは自分の未熟さ所以ですが、キャッチコピーに踊らされない自分の感性を信じたゆえの判断でした。
「が、しかし、、、、」
デキャンタ、エアレーションポアラをしてみると、
「ん、いけるやん」全然飲めるやん。」
さらに、抜栓後翌日には甘みを感じさせる変身を遂げ、3日後はなんと、苦味とまろやかさの完全なる調和を奏でてくれました。これが高級ワインと言われる理由なのかと自己解決したところ。つまり、ワインの醍醐味である、「複雑性」をたった3千円で勉強できる貴重な1本でした。やはり、エノテカブランドは信頼できますなぁ。
ル・オー・メドック・ド・ジスクール 2012 赤 750ml
ル・オー・メドック・ド・ジスクール2012[750ml][フランス][ボルドー][オー・メドック][ブルジョワ級][フルボディ][辛口]