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ワインエキスパートを目指す人が「神の雫」読むべき2つの理由

ワインを嗜んでいる人なら、必ずと言って良いほど知られている漫画「神の雫」。


【無料版】神の雫&マリアージュ総集編スペシャル (モーニングコミックス)

第一シリーズが全44巻、続編のマリアージュ最終章が2019年3月時点で16巻未完結となっている長編の物語です。中古の全巻セットが一向に値下がりせず、巻数も多いため、新刊購入だと、4万円近い出費になりますが、


神の雫 コミック 全44巻完結セット (モーニングKC)

中古が出回らない=買った人は手放さない

図式が浮かびます。そうです。名作はみんな手元に残しておきたいのです。

ストーリーの本筋は、有名ワイン評論家である父が残した遺産を巡る、ワインの表現対決がなのですが、各巻ごとに展開されているゲストキャラやサブキャラのサイドストーリーが見どころでもあります。小学館の美味しんぼに似ている展開といえばわかりやすいでしょうか。

そんな漫画が、なぜ、ワインエキスパート への指南書なのかは、大きく分けて二つの理由があります。

① 最強の復習ツールであること。

ソムリエ教本や参考書で、無理やり暗記した、国名、村名、畑名、シャトー名、、、、文字や地図絵柄だけで頭に入った事柄が、物語で復習することにより、それらを身近に感じさせてくれることができます。

ワインエキスパート は暗記との戦いです。そしてその必要とされる膨大で途方もない戦いは、終わりなきウルトラマラソンのような過酷な道でもあります。日本列島の都道府県の位置も明確に言えないような知能レベルでも、主要生産国の栽培地域を「言語」で覚える必要があるのです。

そして、とても残酷な現実なのですが、この暗記地獄の先に待っているのは、「忘却」なのです。

高学歴の勉強慣れしている人は、そんなことないでしょ。そして、富裕層の方は、勉強した土地の高級ワインを気軽に買えることから、経験と知識をリンクさせて記憶を定着させることが可能です。

しかし、一般庶民の場合、せっかく覚える作業を繰り返していても、普段使わないのような、実用的でない事柄なので、脳が「不必要な事柄」と判断し忘れさせるのです。そうです。これこそが、試験への最大の難関。

だからと言って、途方もない復習作業に追われていたら、一向に次の単元に進めず、あっという間に試験の日時が迫ってくるでしょう。

そんな問題を解決させてくれるのが、この「神の雫」。

各エピソードごとに、重要な生産地、格付けシャトーを謎掛け方式で解き明かしてくれるので、下手な問題集を解いていくよりよっぽど記憶定着率が高いです。

例えば、ポイヤック地区の第2級格付けシャトー「シャトー ピション ロングウ ゙ィル コンテス ド ラランド』こんな長い横文字ワインを必死に覚えた後、物語の細かなところで登場人物が飲んでいると嬉しくなっちゃいます。

② 金銭的ハンデがある人が飲めないワインを、代わりに飲んでくれる。

教本に出ているような、格付けワイン、畑名ワイン、村名ワインは庶民にとって、とても手が出せる金額のワインではありません。また、販売元のありきたりなコピーライティングを読んでも、それらを鮮明にイメージすることは不可能でしょう。

そんな指をくわえて覚えたワインは、神の雫では、自分の代わりに登場人物が飲んで表現してくれます。また、そのワインを選ぶ過程(予算の問題、好みの問題)も生々しく物語に組み込まれているので、親しみをもって高級ワインたちに接することが可能となります。産地の個性や品種の特徴など、的確に表現しているので、下手をすれば、自分で闇雲に飲むよりは、よっぽど経験値を上げることができると言っても過言ではありません。鮮明で芸術的な表現と、トリビオア的なエピソード。それらを過剰な演出交えて紹介してくれるので、全世界で大人気のコミックなのも頷けます。

以上、ワインエキスパート を目指す人が、「神の雫」を読むべきポイントを押さえましたが、資格取得目的以外でも、ワイン好きなら誰もが楽しめる物語となっております。一読では理解できない難解なエピソードも多く存在するため、百科事典感覚で購入することをおすすめしますよ。


神の雫 超合本版(1) (モーニングコミックス)


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たいがくん
たいがくん
所長:井原大賀(36)/年間ワイン消費50万ml以上の狂信者/ブラインドテイスティング日本一を目指しています。/ソムリエ協会認定講師/ポッドキャスター/毎日更新のテイスティング日記/毎週配信のネットラジオ/コラボやお仕事のオファー受付中 /Appleフリーク/FP/経営コンサルタント