※ 庶民のワイン研究所は、アフィリエイト広告およびブログ広告による収益を得て運営しています。リンクからの購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。

チリ

これをただ旨いって言うのは違う

カーサ・スベルカソー・メルロー

Casa Subercaseaux Merlot

参考小売価格:640円

産地:チリ

品種: メルロ

購入元:ローソン

インポーター:メルシャン株式会社

マクドナルドの期間限定ハワイアンバーガーズに合わせるワインをコンビニで探して見つけた1本。

ローソン限定のコンチャ・イ・トロ社のチリワインなのですが、安すぎですよね。

税込み640円なので、プレモル350缶といっしょに買って飲んでも千円超えないのはありがたい。

というのも、今の季節、一杯目から濃い赤ワインで通すのは無理があります。

かといって、スパークリングワインを半分だけ飲もうと意識しても結局2本あけてしまうことになりますし、それならビールで凌ごうとなるわけです。

ワインは買いだめしても1日1本、多くても2本までに抑えることが出来るのですが、ビールの気軽さは危険です。ケース買いすると朝から飲んでしまうので、都度買いするようにしていたのですが、買い物が面倒だからと翌日分ぐらいはまとめて買ってしまいます。

そうするとあら不思議、スタートの1缶で終わるつもりが、赤ワインを飲んだ後って異様に喉が渇くんですよね。

そうすると締めの1缶なんかやってしまうわけで、翌日分も無くなってしまいます。

つまり何がいいたいのかと言いますと、ワイン1本だけで一日の飲酒をセーブできなくなっているから、ワインはできるだけ安く済ませたいということ。

普段は1100円と1300円のワインは誤差の範囲ぐらいの認識でしたが、そのあたりもシビアに考えていかないといけない。

「ビール1本買えるやん」ってね。

そこで、このワインの話に戻します。

1本640円ということは、1500円ワイン飲むと仮定すると800円ほど他のお酒に予算を回せます。

「そんなんだったら無理にワイン飲む必要ないやん」

という声が聞こえてきそうですが、ハンバーガーには赤ワインしか勝たんです。

ビールでは相乗しませんし、ジャックコークなんかを合わせるとお菓子食べてるような感覚になります。

マクドナルドというジャンクな食べ物に、安くてもワインをあてがうことで、上品な晩酌に昇格するのです。

ワインだけで飲む一口目は薬品臭バリバリの毒ワインに感じてしまっても、一口バーガーをかじれば、「おぉおお」ってなります。

グラス2杯めからは舌も慣れ、普通に美味しく感じます。

ミンティーな香りに若いプラム系。口当たり水のような透明感でスルッと口の中に入り、
舌で転がすと、コーヒー豆とカシスを同時に舐めているような感覚。シルキーだけど余韻まで酸味は続き、収斂性も高いタンニンワイン。

美味しく感じるようになるには修業が必要なワインですが、税込み640円でワイン1本飲める満足感は、高級ワインでは味わえない快楽です。

ローソンページ

本日の組み合わせ

庶民のワインランク(詳細

今回のワインは:Dランク (24年3月より基準改定

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com