フィリップ パカレ ボジョレー ヴァン ド プリムール 2021
Beaujolais Vin de Primeur Philippe Pacalet 2021
参考小売価格:税込4550円
産地:フランス・ブルゴーニュ・ボジョレー
品種: ガメイ
購入元:三本酒店
インポーター:野村ユニソン
11月のポッドキャストは全てボジョレーヌーボーを題材にしてるので、それならばと解禁日以降毎日ボジョレーヌーボーを飲んでやろうと決意しました。
1本目は毎年ダントツ人気と評判の高いフィリップ・パカレ。
名前が呼びやすいことから、ワインの泉さんがポッドキャスト内でフィリップ・パカレと連呼していたので、ヌーボーの幕開けを飾ってもらいます。
それいけデイリーワインでおなじみ「とらゔぇるそさん」も大絶賛ですからね。
所長の投稿見て、久しぶりにパカレのヌーヴォー飲みたくなったじゃないか~
どうしてくれる‼️ https://t.co/wAQaxXoKvG— とらゔぇるそ (@traverso_blavet) October 26, 2021
飲み始めは解禁直後。グラスに注いだ瞬間からうっとりする香りに、「今まで飲んできたボジョレーヌーボー」とは全く違う世界観に度肝抜かれます。もちろん先入観がはいっていますが、ネームバリューを含めて気分を高めてくれたのは素直に受給。少し前までは「名前に騙されるな!味だけでジャッジすべし」なんて喚いていた時期もありますが、気の持ちようって無視できないファクターですからね。
飲み始めはキャンディー香を主体とした「ボジョレーヌーボーの教科書的な要素」でグイグイ飲んでいましたが、後半になるにつれ酸味と甘味のバランスが逆転します。
土っぽさや梅っぽさも要所要所で存在感を表し、一言で表現しきれない複雑さが「ボジョレーヌーボーなんてジュースでしょ」って主張していた過去の自分が恥ずかしくなってきました。
しかし、ブラインドで飲んだと仮定して、定価4千円超えを意識するとやはり割高は否定できません。
あくまでお祭り感、ネームバリュー、解禁に合わせて配達してくれる酒屋さんって付加価値を加味した上での大満足ワインです。
本日の組み合わせ
解禁日の起床後、ディナーように残しすつもりが直ぐになくなってしまいました。
庶民のボジョレーヌーボーポイント
お祭り的な要素に付加価値があるため、普段のワインとランクを区別したくなりました。ボジョレーヌーボー枠組みでの点数。主に「値段、ネームバリュー、ツイッターやインスタの反応、好み」を加味して採点していきます。基準となるワインがないので今回は100点満点をつけておきますが、新しいヌーボーを飲むたびに微調整していきますよ。
フィリップ・パカレ=100点(初回基準点)
修正=89点(5本目終了時)
現在売り切れですが、タカムラさんの説明がわかりやすくて気持ち高めてくれました。ヌーボーじゃなくてプリムール。そんなん知ってしまうと来年から複数本買いたくなってしまいますね笑
ロマネ・コンティ醸造長の座を蹴った男、フィリップ・パカレ氏。その実力は、もう、語るまでもありませんが、あの、ドメーヌ・ルロワ、シャトー・ライヤス(ローヌ地方屈指の造り手)での修行後、DRC共同経営者であり、その名を広く知られる、プリューレ・ロックで、醸造長を10年間も務め上げたほどの人物です。その実力が認められ、DRCの醸造長の座を提示されるも、誰もが憧れるそのポストを蹴り、自らのワインを2001年にリリース。パカレ氏は、あの自然派ワインの大御所、マルセル・ラピエールの甥。
https://item.rakuten.co.jp/wine-takamura/10065050/
更に、自然派ワインの祖、ジュール・ショヴェ氏の最後の弟子なんです!その人生そのものが、『自然派ワインの申し子』とも言えるパカレ氏ですが、センスの良さだけでなく、醸造学などをしっかりと理解した、深い思考と情熱、経験があればこそ、心揺さぶるワインを生み出せるのです。『ヌーヴォーを造ると決めたからには最高のものを造るよ。僕の他のどのワインとも共通するフィリップ・パカレのワインにする』 と、話すパカレ氏のヌーヴォーに、例年魅了される人が後を絶たず…『毎年ダントツ人気No.1!』という驚くべき記録を達成しました!!この圧倒的人気の理由は、彼の華々しい経歴だけではなく、『ひと口飲めば、万人に伝わる美味しさ』『出汁のようにしみじみとした、日本人の趣向に合った味わい』を生み出す、パカレ氏の品質への拘りがあるからこそ。パカレ氏が、あえて『ヌーヴォー』(=新酒)ではなく、『ヴァン・ド・プリムール』 (=1番目のワイン)という名前を付けているのには、訳があります。『新酒としてだけでなく、他のワイン同様、時間の経過によって生まれる味わいも楽しんで欲しい。』『本来のブドウの持つエネルギーが、ワインに込められたものを、そのまま表現したい。』そんな思いが詰まった、パカレ氏のプリムールは、解禁日に飲んでも勿論美味しく、しばらく熟成させても、素晴らしい旨味や奥行きを楽しめる味わいです。土地の個性をピュアに表現するための、健全なブドウ作りにかける努力は、並大抵のものではありません! 『滑らかな飲み心地で、土地の個性を素直に感じさてくれる、魅力あふれるヌーヴォー』そんな味わいに魅せられ、毎年ご購入頂くお客様が増えるばかりか、早飲み用と、熟成用、最低2本や3本キープは、パカレ氏のヌーヴォー・ファンにとっては、当たり前!今年も、パカレ氏のヌーヴォーは、皆さんにも、私たちスタッフにとっても、欠かせない1本となるでしょう!タカムラのイチ押しヌーヴォーです!