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ドイツ

ドイツ泡、リースリングの“基準”を探して

ラビット リースリング ゼクト ブリュット / シュロス・アラス

Rabbit Brut Riesling Sekt Schloss Arras

参考小売価格:1760円

産地:モーゼル

品種: リースリング

購入元:ヘレンベルガー・ホーフ

インポーター:ヘレンベルガー・ホーフ

先月中頃に購入していたヘレンベルガー・ホーフのドイツワインたちは、どれも個性派揃いで、高価なボトルほど開けるタイミングを慎重に見極めているうちに、最近は消費スピードが著しく落ちてしまいました。そんな中、比較的気軽に手を伸ばせるアンダー2000円の一本を久々に抜栓しました。

スパークリングワインは小瓶に詰め替えて保存できないため、自宅で開けるのは実に久しぶり。モーゼルのリースリングといえば、ドイツを代表する白ですが、「リースリングのスパークリング」がどんな味わいだったかは正直記憶に残っていません。この一本をきっかけに、自分の中で“ドイツ泡”の基準を作ってみようと思いました。

グラスに注ぐと、ガス圧はやや強め。ただし、口中での泡の持続はそれほど長くなく、タンク内二次発酵(シャルマ方式)で造られている印象を受けます。とはいえ、はちみつを思わせる濃厚な果実味と、意外なほどの余韻。二千円以下という価格を考えれば、十分に高品質なスパークリングといえる仕上がりです。

香りにリースリング特有の個性は控えめですが、味わいは切れのある辛口で、炭酸が抜けた後でも“白ワインとして”楽しめる構成力があります。温度によって印象が変わり、冷蔵庫でしっかり冷やせば甘みが引き締まり、どんなシーンにも対応できる万能型の一本です。

庶民のお酒ランク(詳細

今回のワインは:Bランク (24年3月より基準改定


ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com