ピエール・アンリ・コザン
Pierre Henri Cosyns
参考小売価格:2300円ぐらい
産地:ボルドー
品種: メルロ
購入元:燃えるカワサキ(楽天)
インポーター:ヴォガインターナショナル
楽天スーパーセールで購入した「燃えるカワサキ自然派ワインセット」もいよいよ終盤戦。今日はなんだか口がボルドー気分だったので、セットの中からこちらの一本をチョイス。
まず目につくのが「SO₂無添加」の文字。販売店もこれをかなり推していたので、正直ちょっと斜に構えていたんですが……飲んでみると、普通に良い感じ。むしろ、変にSO₂フリーっぽさを感じさせない、バランスの取れた自然派ワインです。
色はしっかり濃い紫。グラスを回すと、複雑でとらえどころのない香りが立ちのぼります。土っぽさや熟した黒系果実のニュアンス……とはいえ、どこか説明しきれない奥行きも感じるあたりが面白い。
味わいは、見た目の濃さに反して重たさは控えめ。ただ、酸味はしっかりめで、タンニンもガツンとくる辛口系。これは食事と合わせて本領発揮するタイプですね。チーズやお肉料理と組み合わせたら、きっと化けます。
ちなみにこのワインを手がけるのは、シャトー・グラン・ローネーのピエール=アンリ・コザン氏。ボルドーにおける自然派ワインの先駆者であり、あのエミール・ペイノーに直接師事したという経歴の持ち主。粘土質土壌から生まれるこのワインは、コート・ド・ブールにおいて亜硫酸を使わずに仕上げた最初の作品のひとつとも言われています。
自然派だけど、ちゃんと美味しい。そんな“構えなくていい”ナチュールに出会えた一日でした。
本日の組み合わせ
庶民のお酒ランク(詳細)
今回のワインは:Cランク (24年3月より基準改定)
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