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イタリア/中部

【サイゼ箱ワイン】送料無料ワイン難民の救世主?…にはちょっと惜しい話

オスコ・ビアンコ

Osco Bianco

参考小売価格:14850円(15リットル)

産地:イタリア

品種: トレッピアーノ

購入元:アダワイン

インポーター:アダツアーズジャパン

ワインの在庫が心もとない。とはいえ、6月の楽天スーパーセールまでは大規模なセールは見込めず、まとめ買いには不向きな時期。そんななか、送料無料で手に入る“つなぎ役”として箱ワインを物色していたところ、目に留まったのがあの【サイゼリヤ】の箱ワイン。

ネタ的にもインパクトは抜群で、動画の素材としても「これは鉄板だろう」と。正直、ワンチャン100万再生あるのでは?と一瞬だけ脳内再生ボタンを押してしまいました。

ただし、現実はシビアです。1箱5リットルというヘビーサイズに加え、3箱以上買わなければ送料無料の壁は越えられない。しかも、店内価格と比較すると「え、店で飲んだほうが安くない?」という逆転現象も起こるという不条理仕様。

今回は、顔見知りの飲食店さんと共同購入(橋梁区プレイ)という禁断の手を使いましたが、一般家庭にはあまりおすすめできる買い方ではないかもしれません。

さて、味について。

初日は「お、いけるやん」とテンション高めにスタート。非常にニュートラル。クセもなく、料理の邪魔をしない水のような食中ワイン。例えるなら、ビール界のアサヒ・スーパードライ。お茶感覚でスイスイいけるライトな一杯です。

しかし問題は「2日目以降」。正確には「一口目」が厳しい。「うぇっ、安ワイン感……」と素直な反応が出ます。ただ不思議なもので、飲み進めるうちに味覚が順応してくるというか、食事の脇役としての役割を思い出してくれるんですよね。

まさに、“ウォーターサーバー”ならぬ“ワインサーバー”感覚。日常の食卓にそっと寄り添ってくれる存在。期待値を過剰に設定しなければ、これはこれで悪くない。

「これは安ワインではなく、サイゼリヤ的日常感なのだ」と、自分に言い聞かせながら飲むと、少しだけ幸せになれます。

本日の組み合わせ

庶民のお酒ランク(詳細

今回のワインは:Dランク (24年3月より基準改定

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com