シャトー・メルシャン 萌黄
Ch. Mercian Moeki
参考小売価格:1088円
産地:ボトリングは日本
品種: シャルドネ、甲州
購入元:ファミリーマート
製造元:シャトー・メルシャン
ファミリーマート限定で購入できる国産ワイン。
ラベルが日本ワインっぽいので、「おっ、日本ワイン安い!」と勘違いしそうですが、公式サイトによると、
欧州系品種のシャルドネと日本固有品種の甲州を、日常の食事によく合うようアサンブラージュしました。
https://drinx.kirin.co.jp/wine/chm/moegi21/
とのこと。
値段的にも海外から輸入した濃縮果汁やバルクワインを使用し、日本国内で混ぜたり水を足したりして製造したワインなのでしょう。
そんなワインを毛嫌いする人もいますが、いろんな経緯や努力により、現在のマーケットや産業構造が形成されています。
それを単純に「なんか気持ち悪い、だとか、紛い物と」評価することは適切ではありません。日本のワイン産業が成功したのは、既存の関連企業が困難を乗り越えて努力した結果です。
重要なのは、ワインを飲む人が自分が何を飲んでいるかを理解することです。国内製造だとバルク輸入だとか、それが善悪の問題や美味しいかどうかの問題ではなく、単に消費者ニーズによって生み出されたワインなのです。
安定した味わいを「安く」大量に作ることを目的としているので、見えない企業努力といいますかコストカットがされているわけです。
さらにマーケティングのエリートたちが大衆の味覚を研究し尽くした上で商品化しています。
このワインもコンセプトどおりの素晴らしいワイン。
日本食に寄り添うニュートラルな味わい。甲州単一のピンからキリまでワインとは違い、とても安定しています。
本日の組み合わせ
イカ刺しにも合わせても生臭さ出てこない国内製造ワイン😋 #庶民の晩酌 pic.twitter.com/48dhsWax0P
— 庶民のワイン研究所・庶民の晩酌(You Tube) (@shomin_wine) June 25, 2023