シトラン ボルドー 2020
CITRAN BORDEAUX 2020
参考小売価格:1647円
産地:ボルドー
品種: メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン
購入元:ファミリーマート
インポーター:株式会社日本アクセス
神の雫ワインと田邉ソムリエが推薦しているコンビニボルドー。
発売日の夕方頃に店頭に足を運び、2店舗目でラスト1本ゲット
2019年も購入したため、同時にあけて飲み比べしてみました。
香りは両方とも控えめ。色調は明らかに差があります。
2019年が落ち着いた赤紫に縁側が褐色掛かっているのに対し、こちらはピチピチいきいきとした赤紫。
飲んだ感じも果実味が主役ですが、酸味が抑えられているシルキーなタイプなので、スルスル飲めます。
エミール・ガレの暖かいランプの下で、
「シトランボルドー」に寄せて
俺はいま、遠い町を旅する恋人から
の手紙を読んでいる。封筒のなかには、ひとかけらのオレンジチョコ。
口にすると、ほろ苦く甘酸っぱい。
手紙の最後には「PS 楽しいけど、少し淋しい」このワインは、旅する恋人からの「小さな贈り物」だ。
プロの表現を読みながら飲む楽しさってそれだけで価値ありますよね。表現をワインに近づけて飲んで楽しめます。
ただ、正直なところ純粋な味わいだけを切り取れば、タカムラさんやナオタカさんで販売されているボルドーセット1本800円ぐらいと価格差分の美味しさは感じないかもしれません。
とはいえ、まとめ買いしなくて良い(単品1本価格なら金賞ボルドーもこれぐらいする)ですし、コンビニで買える気軽さも加味しなくてはいけません。コンビニで炭酸水買っておいて、「ネットで炭酸水買ったら60円で買える!」なんて文句言うのはお門違い。
とはいえ、去年のビンテージから200円値上がりしてます。それでもまだ頑張っている方ですが、一般庶民がコンビニで気軽に2千円近い金額を750mlのアルコールに支払うのは抵抗感があるのではないかと考えます。
私はネタ的に購入してそれなりに満足してますが、普段缶ビール飲んでる人は手に取らないだろうし、ワインベテラン勢が買うような代物でもないでしょう。
学生や20代前半の若者でも「うぅ、高っ」となってしまうのではないかと。
ともあれ、企業努力で実現された素晴らしいコスパワインであることは間違いないありません。2千円ワインがだれでも気軽に買える経済社会になってほしいですね。
香り★★★
果実味★★★★
のど越し★★★★★
バランス★★★★
余韻★★★と半分「シトランボルドー」に寄せて
確かにこんな星の印象でしたが、高級ワインのような評価にも感じてしまうので、そこは受手のリテラシーが必要になってきますね。
本日の組み合わせ
庶民のワインランク(詳細)
今回のワインは:Dランク (24年3月より基準改定)
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