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フランス/アルザス地方

アルザスリースリングの新たな代表となるか?

W.ギッセルヴレッシュトゥ リースリング 2016

W. Gisselbrecht RIESLING 2016

参考価格:1540円

購入価格:1380円

産地:フランス/アルザス

品種: リースリング

糖度:7度

購入元:ワインナビ

インポーター:重松貿易株式会社

2〜3月のテイスティング日記で集中的にならぶであろう「W.ギッセルヴレッシュトゥ」シリーズ。

前回テイスティングした「シルヴァーナー」が平凡な印象だったため、本命のリースリング投入です。

意識するのはアルザスワインの定番「トリンバック」シリーズ。

リースリングは、アルザス地区の看板品種なので、絶対にハズせないところ。

色合いと粘性は弱めで、香りも弱い。

嫌な予感を抱きつつ口に含むと、強い酸味とオイリーな液体濃度に、今まで味わってきたアルザスリースリングと全く別のキャラクター要素に驚きます。

果実系要素が少なく、オフフレーバー(化学物質的ニュアンス)を感じました。

硫黄、フェノール、ヨードとよく言えば複雑で奥行きがある一方で、単調な味を求めている人にはネガティヴに感じてしうまうのではないかと。すなわち、わかりやすさ、大衆向けと言った意味では説得力に掛ける味わい。

アルザス定番のトリンバックと比較すると、なぜトリンバックが定番とされているのかを逆に再評価。価格的にトリンバックより安価なため、同じ土俵で比べるのはナンセンスですが、リースリングとはなんぞや的な味わいを求めると少し首を傾けるかも。

庶民のワインポイント 

(採点基準はここをクリック)

価格:5点

生産地:3点

買いやすさ:3点

売り文句:3点

インポーター様から拝借。ヴィンテージ違い、または個体差を感じずにはいられないところ。ただし、要所では共感できるところもあります。

1936年に設立されたフランス・アルザス地方にある家族経営のワイナリー。
アルザスのダンバッハ・ラ・ヴィルの最も品質の高い土壌17haを所有し、アルザスワインやクレマンはもちろん、グランクリュ・フランクシュタインやグランクリュ・ミュンヒベルクも生産しています。
3世代に渡り受け継がれ作られてきた高品質なワインは世界中のワイン愛好家に愛されています。
輝きのあるレモンイエロー。ディスクも厚く粘性もやや強め。
金木犀などの黄色い花に、少しぺトロールの香り。アタックは滑らか。
レモンのような、爽やかな酸味が心地良く、粘性と共に、ほんのり甘さが感じられます。

http://www.shigematsu.jp/search/detail.html?seq=16271708

アロマ:2点

複雑性:5点

余韻:2点

バランス:3点

たいがくんポイント:3点

総合評価:B(値段相応の味わい)

ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ Grape Japan 合同会社 CEO ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com