シーズン1の終幕から1ヶ月、ついに収録開始したセカンドシーズン。
今回はさらなるパワーアップとして、
- ブラインドテイスティングのスピードアップ
- 複数人テイスティング
- ソムリエ見習いの視点
- 酔っ払ってからの談議
を新たな要素として取り入れております。
しかし、プロット(組み立て、進行)がしっかりしていなかったので未だ編集作業が億劫になっており、第一回収録はお蔵入りも考えています。
そんな中、談議中に飲んだワインを今回はまとめてみました。
ボランジェ スペシャル・キュヴェ
参考価格:6000円-8000円
産地:フランス/シャンパーニュ
品種: ピノ・ノワール60%、シャルドネ25%、ピノ・ムニエ15%
インポーター:アルカン
たいがくんポイント:3点
良くも悪くも玄人好みのスタンダードテイスト。
華やかさや果実味の要素よりはイースト、パンドミ、ナッツのニュアンスを主体とし、凝縮感が高い味わい。
比較的有名な生産者なため、噛み締めながらチェック。
TOSA 山北
参考価格:-
産地:日本/高知/香南/山北
品種: エイトゴールド
製造:井上ワイナリー
たいがくんポイント:4点
セカンドシーズンからの参加してくれた新ゲスト達が、コロナの影響で苦しんでいた中、短期雇用の手を差し伸べた地元ワイナリー。
あまり良い評判を聞いていませんでしたが、独特なヨーグルト風味が印象的で高感度大。
どこでも飲めるような無難なワインよりは、エッジの効いたワインが好きなので、方向性としては応援したくなるタイプ。
ロットが少ないので入手困難かも。
シャンテ Y.A Tinto(ティント)
参考価格:1700円ぐらい
産地:山梨
品種: マスカットベーリーA
製造元:ダイヤモンド酒造
たいがくんポイント:1点
キャンディー香と苺バズーカーの「THEマスカットベーリーA」。
マスカットベーリーAが好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いなタイプ。
甘いながらに、バランスは整っているので定価を考えると頑張っているワインかも。
Cuvée 蔵 Rouge オリヴィエ・ボノーム
参考価格:2500円前後
産地:フランス/ロワール
品種: ガメイ70%、カベルネフラン30%
インポーター:?
たいがくんポイント:3点
自然派の名手、ピエール・オリヴィエ・ポノームがロワールで手掛けるガメイワイン。
ガメイらしさ皆無ながら、自然派特有の生々しい要素を持っており、まるで生き物のようなワイン。
キャッチャーな味わいでない分、飲み手のリテラシーが求められるワイン。
ジョセフ・ドルーアン ロマネ・サン・ヴィヴァン グランクリュ 1997
参考価格:20000-30000
産地:フランス/ブルゴーニュ/ヴォーヌロマネ/ロマネ・サン・ヴィヴァン
品種: ピノ・ノワール
インポーター:三国ワイン
たいがくんポイント:未知の領域
今まで飲んできたワインで1.2を争う感動的味わい。
枯れた熟成要素と、血液や生肉の獣感が絡み合って未知の飲み物に。
しっかりとしたストラクチャーを持っているのに、泉を連想させる透明感も共存している不思議なテイスティング体験。
さすが熟成された特級畑ワイン。
シャトー・モンローズ 1999
参考価格:10000-20000円
産地:フランス/ボルドー/メドック/サン・テステフ
品種: ボルドーブレンド
インポーター:?
たいがくんポイント:4点
直前で飲んだブルゴーニュのインパクトが強すぎて、印象が薄くなってしまった格付け2級の熟成ボルドー。
酸味が立っていて古いワインには感じませんでしたが、指摘されると澱の量が豊富で、見るからに熟成ワイン。
デキャンタして綺麗なボルドー グラスで飲んだら印象が変わってたかも。
ドメーヌ ジャクソン クレマン ド ブルゴーニュ
参考価格:3000円ぐらい
産地:フランス/ブルゴーニュ
品種: シャルドネ/ピノ・ノワール
インポーター:ファインズ
たいがくんポイント:4点
まるでシャンパーニュとはまさにこのこと。しかし、実勢価格を考えるとシャンパーニュよりお値段以上の味わいは堪能できます。
すっきり切れ味で勝負するタイプで、中休めにぴったりの泡。
酸味主体で甘さ控えめながらも、密度が高く満足感を得られる飲みごたえです。
シャトー・オー・ベルジェ 1997
参考価格:3000-4000円ぐらい
産地:フランス/ボルドー/ペサック・レオニャン
品種: ボルドーブレンド
インポーター:?
たいがくんポイント:3点
ボルドーの高ワインと言えば、力強い「メドック地区」や、まろやかな「サンテミリオン地区」しか頭にありませんでしたが、今回の「ペサックレオニャン 」も存在感抜群でした。
パサつきと強めのタンニン。黒果実系ニュアンスと、青野菜的な要素を強く感じたので、ボルドーっぽさよりは、ロワールのシノンと思いましたが、「これがペサックレオニャン なんだなぁ」ってしっかり記憶しました。
料理との組み合わせ次第では大化けしそうなタイプ。
ルスタウ アルマセニスタ オロロソ パタ・デ・ガリーニャ
参考価格:2500-3500円
産地:スペイン/アンダルシア
品種: パロミノ
インポーター:?
たいがくんポイント:4点
おぼろげな記憶ですが、3年ほど前に自分で初めてボトル買いしたシェリー。しっかりとした辛口で締めの一杯にぴったりですが、アルコール耐久性が強い私の場合、もう一度泡飲んですっきりしたくなってきます。
しかし、シェリーって意外にも食中に楽しめると最近感じてきました。
組み合わせの守備範囲が広いこともさることながら、強めのアルコールがすぐに場を和ませてくれることもグッドな要素。紹興酒と似た要素もあるためあながち間違いではないかと。
まとめ
グランクリュや格付けワインの値段調べてたら、3千円のワインが安く感じるから危険極まりないです。感覚が麻痺しないためにも普段は低価格ワインをしっかり飲んで身分をわきまえないとですね。
ちなみに私の持ち込みは「鬼コスパワイン4本」詳細は庶民のワインポッドキャストシーズン2の配信を楽しみにしていただければと。