参考小売価格:5980円送料税込

産地:岩手

品種: リースリングリオン

購入元:日本ワインにしよう

製造:神田葡萄園

1月のサブスクワインを、ようやく開けることができました。

ここ一ヶ月ほど、夜のアルバイトという新しい生活リズムが加わったこともあり、深夜1時や2時に帰宅する日々。正直、そこからワインに向き合う気力を作るのは簡単ではありません。「労働」のあとに手が伸びるのは、もっと気楽で、何も考えずに喉を潤してくれるお酒になりがちです。

https://note.com/taigakunwine/n/n6673b95da897?from=notice

けれど、だからこそ、あえて「集中して飲む」時間を作りたかった。 今回グラスに注いだのは、岩手・陸前高田の地で120年以上の歴史を刻む**「神田葡萄園」の白ワイン。品種は、少し聞き馴染みのない「リースリング・リオン」**です。

明治から続く、不屈の系譜

このワイナリーの物語は、明治時代に植えられた、たった10本の苗木から始まっています。 かつて岩手で広く親しまれた「マスカットサイダー」の造り手としても知られていますが、2011年の震災という大きな困難を乗り越え、現在は6代目の手によって、再びこの地ならではのワイン造りに情熱が注がれています。

このリースリング・リオンも、耐病性に優れた品種として2016年から大切に育てられてきたもの。2024年の豊かな陽光を浴びて、単一品種としてボトリングされた貴重な一本です。

三陸の「海」を感じるミネラル感

冷蔵庫から出したての温度で、まずは香りを確かめます。 真っ先に飛び込んできたのは、青リンゴやグレープフルーツ、そして、かぼすや甘夏を思わせる、どこか懐かしい和柑橘のアロマ。ハーブのような清涼感の奥に、シュール・リー(澱との接触)由来のわずかな厚みと、三陸の風土が育んだ「潮味(しおみ)」を感じるミネラルが潜んでいます。

口当たりは非常に透明感があり、酸味が主体。 決して派手さはありませんが、すっきりとした後味が、三陸の豊かな海の幸……特に繊細な魚料理を欲させます。

ワインという「特別な日常」

久々にワインを開けて感じたのは、やはり「お酒の中で、ワインが一番うまい」というシンプルな事実でした。飲む前の、あの独特の高揚感。それは、単なるアルコール摂取ではなく、その土地の風土や歴史を自分の体内に取り込むような、贅沢な儀式だからかもしれません。

初めて出会う品種の楽しさと、歴史ある造り手の想い。 疲れの溜まった身体に、三陸の冷涼な風が吹き抜けるような、そんな心地よい一杯でした。

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ABOUT ME
井原大賀
1984年 高知生まれ ワイン系YouTuber。日本初のPodcastワイン番組をプロデュース。令和以降アマゾンで日本一読まれているワイン電子書籍の著者。年間40万ml以上ワインを飲む本物のワインガチ勢が語る再現性の高いワインライフ。お仕事のお依頼、コラボ、PR案件お待ちしております! info@grapejapan.com